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散りぬるを|詩


「散りぬるを」

儚きいのちを唄うは幼子の
しゃぼんのような虹色の笑顔

杳々たるビルの狭間に風がふく
死神に愛され命ひとつ
掬いあげた色葉は匂えど
染まりゆく空は晴れぬまま

散りぬらん
君のもとまで翔んでゆく

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