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最後の雨|詩


「最後の雨」

ゆっくりと、そう
それはゆっくりと時間をかけて
まっさらになっていった

見あげた、そら
そこにあったはずの陽だまり
乱反射のような笑い声が
記憶のなかから飛び出してくる

降りだした、あめ
もう僕らに傘なんて必要ないと
そろそろ時間だよ、行こう

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