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わたしと家族②〜母と弟とわたし〜

昨日投稿した長い長い文章を読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます…😭

この話の続きをお話ししたいと思います。

3月のはじめ、弟が転勤することになり、異動する前に母と弟とわたしの3人で会おうということで集まりました。

実は、会うのは少し不安でした。
というのも、11月末にこの3人で会った直後に2回目の鬱の波が来てしまい、かなり大変な思いをしたからです。
そこから4か月弱の間、母とも弟とも距離を取っていました。

前回と同じことが起こらなければいいな…と願いながら、遅れて2人に合流しました。


最初はお互いに最近あったことを話していたのですが、だんだん心の居どころがなくなる感覚がしました。



弟「資格試験に1位で合格した〜」

わたし「すごいじゃーん!弟って、昔から飄々とやってのけるとこあるよねぇ…地頭がいいというか…。いいなぁ、うらやましいよ〜。わたしなんて、人一倍頑張らないと人並みに生きてこれなかったからさ…」

弟「まあねー。でも自分と違って、姉は頑張れるのがすごいよねー」

母「そうだよ!頑張れることこそあなたのすごいところだよ。頑張ってきたからこそ、周りにこんなにすてきな人がたくさんいて、支えてくれているじゃない!」

わたし「いや…でも、わたしに限らずみんなそうだと思うよ。お母さんも弟も、自分のやり方で自分と会う人と出会って、支え合っていると思うし…」

母「いやいや、あなたが頑張ってきたからこそ、こんなに素敵な人たちが周りにたくさんいるの!
だから心が折れても大丈夫!支えてくれる人がいるから折れ切らない!母としては安心だよ!」

わたし「………」



弟「父さんのことは嫌いだけど、俺は自分のペースで生きてるから、もうあっちから何も言ってこないんだよね。
まあ転勤することくらいは父さんに伝えてから異動しようと思ってるけど。何も知らないのは可哀想だし」

わたし「すごいなぁ。わたしは実家に帰ることも、お父さんと顔を合わせることも今はできないもん…」

母「まあね〜。弟くんは自分でお父さんとケリをつけたからね〜。そういう意味では、あなたはまだ家族に縛られてるところがあるよね〜」

わたし「…………」



なんていうか…
悪意があって言っているわけじゃない、むしろ褒め言葉で、善意で言ってくれていることは、頭では十分にわかってるんです。

それに、自分が家族に縛られていることも、ぐうの音が出ないほどど正論です。なにも間違っていません。



でも、母の言葉がどうしようもなく心に刺さってしまって。抜けなくて。
一緒にいて話せば話すほど、刺し傷が深くえぐられているような感じがしました。


相手は褒め言葉として言ってくれているんだから…
そう受け取らなきゃと思う一方で、どうしようもなくショックを受けている自分がいる。

相手の善意を善意として受け取れない。
自分の本当の気持ちがなんなのかわからなくて、頭の中でいろんな考えがぐるぐるして止まりませんでした。




なんでこんなに涙が出そうなのか、全然わけがわからなくて。
涙を抑えることで精一杯で、そこから先は一言も言葉を発せませんでした。



わたしは、転勤する弟に「行ってらっしゃい」も言えず、逃げるように先に帰りました。


1人になったとたん、抑えていた涙がぽろぽろ出てきて、電車の中にいたのに止まらなくなってしまいました。


結局、訳もわからず出たその涙は丸2日おさまることはなく…

なんなら2日目には、近所迷惑なんじゃないかくらいのビックボイスで泣き叫びながら、紙に赤いペンでひたすらぐしゃぐしゃに血みたいなものを書き殴るという人生初のイベントが催され、我に返って自分にドン引きし…笑


わたしは心も身体も、母のたった2言でなぜか信じられないほどにボロボロになってしまいました。




このままだと立ち直れない…
はてどうしたものか…


わたしの心を紐解いてくれたのは、やっぱり周りにいる、わたしを支えてくれている人たちでした。
(母の言うとおりですねほんとに…笑)


つづく…



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