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「対岸の家事」

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専業主婦と家事労働を描いた「対岸の家事」についての記事があります
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みんなで業界を育てていきたい— 『ポストイクメンの男性育児 妊娠初期から始まる育業のススメ』の書評を書きました

みんなで業界を育てていきたい— 『ポストイクメンの男性育児 妊娠初期から始まる育業のススメ』の書評を書きました

今週も文春砲が世間に轟いていますね。
そんな週刊文春に私の書評が掲載されています。まだ見本誌が届いていないため、著者の平野翔大さんのツイートを貼らせてください。

書評を書いたのは『ポストイクメンの男性育児 妊娠初期から始まる育業のススメ』(中公新書ラクレ 791)です。

著者の平野翔大さんは私よりもずっと年下。産科医であり産業医でもあり、男性育休をとることが当たり前になった世代のサポートをする

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『対岸の家事』が発売されます

『対岸の家事』が発売されます

今日あたりから、新刊『対岸の家事』が書店に並びます。

講談社から新刊を出すのは『駅物語』が出てから6年ぶりです。『わたし、定時に帰ります。』より先にとりかかったのにも関わらず、めちゃくちゃ時間がかかってしまいました。

「そんなものは仕事ではない」と未だに言われる労働、家事をテーマに書きたいと言いだした私に、当時の編集者さんは「駅物語と同じように、昨日まで見ていた世界が、今日からは新しく見える、

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「対岸の家事」が文庫になりました

「対岸の家事」が文庫になりました

告知です。

講談社より刊行していた「対岸の家事」が文庫になりました!
新しいカバーを飾るのはあわいさんのイラストです。

このお話、私の書いたものの中では「最もよく書けている」と言われることが多く、たくさんの方に読んでいただいているのですが、家事を主体的にやっている方以外にはなかなか読んでもらえない葛藤がありました。

だからか、文庫になるにあたって、講談社文庫の編集部の人たちが「さらに広い読者

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「対岸の家事」がKaboSコレクション2022で金賞をいただきました!

北陸を中心に展開されているブックストアチェーン勝木書店にて、毎年行われているコンクールがあります。それが「KaBoSコレクション」。
書店員さんがノミネートしてくださった文庫本の中から金賞が決まるのですが……なんと「KaBoSコレクション2022」の金賞に「対岸の家事」が選ばれました!

とても嬉しいです。ありがとうございます……!

大展開してくださっている!
こういう時って「ちゃんと売れている

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他者のために働く人を軽んじる国で私たちは生きている/「mi-mollet」に寄稿しました

「対岸の家事」刊行に際し、講談社の「mi-mollet(ミモレ)」から家事労働の今について書いてくださいと依頼されました。掲載されたのは少し前です。いつも告知が遅くてすみません。

他者のために働く人を軽んじる国で私たちは生きている

コロナ禍での家事労働から、ブルシット・ジョブ問題まで、この一年半に考えたことを書いています。

文中で紹介しているブルシット・ジョブについて書いた本はこちら。よろし

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