鍼灸と刺絡という素晴らしい医療をご存じか?

西洋医学(正式にはロックフェラー医学)に対して、我々の東洋には東洋医学がある。
東洋医学の定義には諸説わかれるが、これは古代および中世から伝わる医学については、東洋医学も西洋医学も同じものであった。

一般的に言われる西洋医学では度重なる戦争における外科手術が高度に発展した。つまり、腕が切断したとか、弾薬によって内臓が破裂した時の緊急医療が西洋医学の得意分野となる。
対して、東洋医学は日常の生活習慣を治すのが得意な医療分野だ。
現在では東洋医学者の中でも、西洋医学的な対処療法的な治療をする医師が多くなってしまい、とても残念ではある。

今回、読者にお勧めしたいのは、鍼灸(しんきゅう)と刺絡(しらく)である。

鍼灸は、鍼(はり)やお灸(おきゅう)によって、体の問題に対して応急処置をしたり、生活習慣を治す医療だ。
例えば、あなたが打ち身や捻挫の怪我をして西洋医学系の病院に行っても、レントゲンを撮って、骨が折れていないことを確認して、折れていなければシップを渡されて終わりだ。
シップを張っても、問題は解決せず、逆に患部は悪化する。
この分野に関しては、西洋医学系の医師は完全な「藪医者」そのものなのだ。
しかし、鍼灸師はあなたの患部の状態を的確に把握して、あなたの体の不調を的確に診断して必要な治療を施してくれるだろう。

刺絡(しらく)は、特殊なはりを刺すことによって、体が硬くなって血流が止まって凝り固まっているところの血流循環を良くすることによって体のコリをほぐす治療法である。
鍼灸の治療法に似ており、いわば、鍼灸はピンポイントで患部を攻めるが、ピンポイントでは追いつかないような、広範囲にわたった患部を効果的にほぐす方法として刺絡が存在する。

日本には、鍼灸師がたくさんいる。刺絡ができる者に至っては、劇的に少なく、絶滅危惧種に近いような状況なのである。
年齢を重ねるにつれて、あなたの体は固くなり、肩こりや関節痛などの悩みを抱えることになるだろう。
そんな時、西洋医学系の医師に相談しても、多くの場合は状況を悪化させるような詐欺的治療しかしてくれないだろう。
しかし、東洋医学系の医師はあなたの友になってくれて、あなたの体を若返らせるために、親身になってくれるだろう。
慢性的に硬くなって動かなくなった体の部位も治療してくれるし、怪我などによって痛めた体の部位も治療してくれるのが東洋医学系の医師だ。
少なくとも、筆者の信頼する東洋医学系の医師は、そのような名医ばかりだ。

日本にはこのような素晴らしい東洋医学系の医師がたくさんいる。
しかし、世界的には、西洋医学系の医師ばかりが優遇されており、東洋医学系の医師は冷遇され、最悪の場合、廃業に追いやられている。

日本にある素晴らしい伝統医療を後世に残していく意味でも、筆者の皆様には東洋医学系の医師をあなたの友人に加えてほしいと切に願いたい。
そうすることで、日本の素晴らしい文化を守ることになると同時に、あなたが健康に生きることができるのだ。
例えば、膝の調子が悪くて歩きにくいとか、股関節に痛みがあって歩きづらいとか、四十肩とか五十肩で肩が上がりづらいなどの悩みだって解決してくれるのが、彼らなのだ。

寝たきりで長生きしたいと思う人などいないだろう。
是非とも、一日も早くあなたの東洋医学系の医師である鍼灸師、できれば刺絡もできる鍼灸師をあなたのかかりつけ医にすることをお勧めする。
そうすれば、いつまでも健康的に体を動かすことのできるよう、とても良いアドバイスや治療を施してくれるだろう。
東洋医学系の医師を積極的に活用することで、多くの人の人生が生き生きとしたものになると同時に、日本の素晴らしい文化を守ることになるのだ。

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