カゲロウノヨル

趣味で、バンド活動をしながら、小説も書いてます。

カゲロウノヨル

趣味で、バンド活動をしながら、小説も書いてます。

マガジン

  • 茶道は自然と美学と知識の、大人の謎かけ遊び!

  • 俵屋宗達を小説にするまでのドキュメント!

    「俵屋宗達」を歴史小説に仕上げるまでの苦闘の日々をドキュメント!

  • ネタとオチと感動のさざ波の中で、夢見心地の日々

    友人たちの、ただ生きて行く様が、それだけで、私に生きる喜びと感動を与えてくれていることに気づいてもらうための、ショート&ショート。

  • トキアンナイト イミテーション・ラバーズ

    52枚の人間スケッチ。男女の葛藤は、果てしなく続く旅路。 簡単に、どっちが悪くて、どっちが可哀想なんて、言えそうにない。 あなたは、幸せになれそうですか。

  • 能登

    能登の歴史の中から、思白いものを探して紹介します。

記事一覧

固定された記事

ジャーナリスト、ジョン・ガンサー

 私は、55歳まで週刊誌の取材記者をしておりました。雇用形態は“契約取材記者”です。年間の…

295

お茶杓の銘は「古今無二路 達者共同道」の禅語から

 私の薄茶のお点前を見ていた先生から、 「カゲロウさん。濃茶のお点前をしましょうか」  と…

「茶道って、奥深いんですね」 いえいえ、泥沼です……

 連休後半の土曜日。銀座のお茶室は普段の土曜日の混雑が嘘のように、静まり返っていた。 「…

季語は「月草」、お茶杓の銘は「うつし心」で、どうでしょう

 いで人は ことのみぞよき 月草の     うつしこころは 色ことにして         …

お茶杓の銘と、お点前の清浄な空気感の話

 先日は、午前11時頃から銀座のお茶室で茶道のお稽古に行ってきました。裏千家では、お点前の…

22

月やあらぬ 春は昔の 春ならず わが身一つは……

 月に二度ある茶道のお稽古の日が近づいて来た。披露する次のお茶杓の銘のための一句を、通勤…

20

少女の所作に、不覚にも落涙

 茶人が剣豪に剣を習いに行った時の話しを以前、書いたことがある。剣豪は茶人が着ていた羽織…

28

和歌で楽しさ倍増、お茶室のお稽古

 茶道のお稽古でのこと。  この一年あまり、主人と客の問答の時のお茶杓の銘を、古今集の和…

24

小堀遠州は古今集から道具の名前を多く取った、と聞く

 小堀遠州は、古今集の和歌から道具の銘に相応しい言葉を切り取り、それを銘として多くの道具…

24

春ごとに 花の盛りはありなめど……、お茶室でも同じ

 先日の茶道のお稽古でのこと。客との問答でお茶杓の銘を、先生に褒められた。 客「お茶杓の…

26

東風吹かば にほいおこせよ 梅の花……

 しばらくの間、全く書けなかった。書くことがなかったわけではないのだが、書けなかった。 …

23

祖母の着物を染め直して、洗い張り

 先日の茶道教室でのこと。二十代後半の方だと思われる女性の着物の柄に目が止まった。つい癖…

25

歴史学者に問い合わせてくれた師匠の心意気に、感謝!

 江戸時代初期のとある高貴なお方に、千宗旦が茶会を開いて献茶した。その時の茶会記が手に入…

24

再び、「不立文字」は私を奮い立たせてくれる……

 宗旦の息子の一人が大名に仕官することになった。宗旦は旅立つ息子に言葉を贈った。 「利休…

14

影見し水ぞ、まづこほりける

 茶道のお稽古に、客との問答がある。そこで披露する茶杓の銘のために、冬の歌を一句。  大…

26

今日のあなたの、一番の茶杓の銘は「ほがらほがら」ね

 お点前の問答で茶杓の名前を客に問われた。 客「お茶杓の作は?」 私「坐忘斎、お家元にござ…

28

ジャーナリスト、ジョン・ガンサー

 私は、55歳まで週刊誌の取材記者をしておりました。雇用形態は“契約取材記者”です。年間の…

295

お茶杓の銘は「古今無二路 達者共同道」の禅語から

 私の薄茶のお点前を見ていた先生から、 「カゲロウさん。濃茶のお点前をしましょうか」  と…

「茶道って、奥深いんですね」 いえいえ、泥沼です……

 連休後半の土曜日。銀座のお茶室は普段の土曜日の混雑が嘘のように、静まり返っていた。 「…

季語は「月草」、お茶杓の銘は「うつし心」で、どうでしょう

 いで人は ことのみぞよき 月草の     うつしこころは 色ことにして         …

お茶杓の銘と、お点前の清浄な空気感の話

 先日は、午前11時頃から銀座のお茶室で茶道のお稽古に行ってきました。裏千家では、お点前の…

22

月やあらぬ 春は昔の 春ならず わが身一つは……

 月に二度ある茶道のお稽古の日が近づいて来た。披露する次のお茶杓の銘のための一句を、通勤…

20

少女の所作に、不覚にも落涙

 茶人が剣豪に剣を習いに行った時の話しを以前、書いたことがある。剣豪は茶人が着ていた羽織…

28

和歌で楽しさ倍増、お茶室のお稽古

 茶道のお稽古でのこと。  この一年あまり、主人と客の問答の時のお茶杓の銘を、古今集の和…

24

小堀遠州は古今集から道具の名前を多く取った、と聞く

 小堀遠州は、古今集の和歌から道具の銘に相応しい言葉を切り取り、それを銘として多くの道具…

24

春ごとに 花の盛りはありなめど……、お茶室でも同じ

 先日の茶道のお稽古でのこと。客との問答でお茶杓の銘を、先生に褒められた。 客「お茶杓の…

26

東風吹かば にほいおこせよ 梅の花……

 しばらくの間、全く書けなかった。書くことがなかったわけではないのだが、書けなかった。 …

23

祖母の着物を染め直して、洗い張り

 先日の茶道教室でのこと。二十代後半の方だと思われる女性の着物の柄に目が止まった。つい癖…

25

歴史学者に問い合わせてくれた師匠の心意気に、感謝!

 江戸時代初期のとある高貴なお方に、千宗旦が茶会を開いて献茶した。その時の茶会記が手に入…

24

再び、「不立文字」は私を奮い立たせてくれる……

 宗旦の息子の一人が大名に仕官することになった。宗旦は旅立つ息子に言葉を贈った。 「利休…

14

影見し水ぞ、まづこほりける

 茶道のお稽古に、客との問答がある。そこで披露する茶杓の銘のために、冬の歌を一句。  大…

26

今日のあなたの、一番の茶杓の銘は「ほがらほがら」ね

 お点前の問答で茶杓の名前を客に問われた。 客「お茶杓の作は?」 私「坐忘斎、お家元にござ…

28