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わたしが尊敬する出世しないパパ

わたしのパパは家族のために一生懸命働いている。ママの笑顔や家族といる時間がほんとうに好きなんだろうなあと思う。

それでもやっぱり仕事にはいろいろあるみたいで、ほんとはたくさん愚痴もあるだろうに。
家ではほとんど言わない。

わたしが社会人になってからパパは仕事についてちょこちょこ話してくれる。
50歳のおじさんで、今まで頑張ってきたからこそのプライドだってきっとあるはずなのに。
パパはそんなのを一ミリも見せない。
愚痴も言わない。
社会はそんなもんだとも言わない。
組織は悲しいことも言わない。

知っているかもしれないけれど、言わない。

ただ、わたしが社会に出て学んできたことを聞いてくれる。
ついこの間は、一緒に働いている人とどれだけ仲良くなれるかが大切だよ。と言っていた。うまく付き合えってことだと思う。適当なコミュニケーションのことを指すのではなくて、うまく付き合えって。そういうことだと思う。
まだうまく言葉にできないけど、なんとなくわかった。

そうやって働いてきたパパの人望が厚いことはよく伝わってくる。
みんなに慕われている。

出世のお誘いが来るたびに断るパパ。
「今より忙しくなったら死んじゃいそう」
ということで。
「パパが死んだら困るから出世しないでね。」
これは家族一同の合意。

それにお金には困っていないよと、貯金上手で強気なママ。
ほんとうに必要なものに対するお金はあるものだよって。
お金がないのを嘆くなら、それがほんとうに必要かもう一度検討の余地ありね!とのこと。

だからうちの合言葉はわりと
「とるに足る」
たしかに、やりたいことは全てやらせてもらったし、学ぶ上で必要なお金は全て払ってもらった。
わたしはすごい旅をするから、遊び代はめちゃくちゃにバイトしたりしてたけどね。笑

話はパパに戻ります。
家族との時間や、家で過ごす時間が大切なパパは、きっと職場の人も大切に生きている。
知らないうちに、職場までも自分で大切な場所に変換しているんだろうなあと思う。
そういう力を持っている。

何より自分の幸せやペース感をわかっているように見える。わたしには見えない時代を生き抜いてきたパパは、ふと幸せそうな表情を見せたりする。めちゃくちゃ愛で溢れているパパをとてもリスペクトしている。

突然の立ち仕事に四苦八苦しているわたしを温泉に連れて行ってくれる。ママのついでかもしれないけど。笑
そしてモーニングに連れて行ってくれるパパのこの感じ、忘れたくないな。
**
パパのことがちょっとわかったような気になってるし、それだけでも、社会に出てみて、組織に入ってみてよかったなと思ってるよ。**

さて、今日もがんばろー!


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