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【骨格筋】三角筋の解剖学


三角筋の解剖学

この記事は三角筋の解剖学的知識のアウトプットを目的としています。
解剖学初学者の方への小さな助けになれば幸いです。

今回は三角筋の情報をまとめました。

基本情報


概要

  • 三角筋は大きく厚い三角形の筋肉で、肩と腕の動きを助けます

  • 前頭または鎖骨部は肩の正面を覆っています

  • 中頭または肩峰部は肩の外側部を覆っています

  • 後頭または肩甲棘部は肩の背部を覆っています

  • これらの3頭が一緒に収縮して腕を外転させます


(引用:ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)より
(引用:同上)

起始

  • 前部

    • 鎖骨の外側1/3

  • 中頭部

    • 肩峰

  • 後頭部

    • 肩甲棘

停止

  • 前部

    • 上腕骨体外側の三角筋粗面

  • 中頭部

    • 上腕骨体外側の三角筋粗面

  • 後頭部

    • 上腕骨体外側の三角筋粗面


前部
(引用:同上)
後部
(引用:同上)
中頭部
(引用:同上)

支配神経

  • 腋窩神経
    (C5~C6)


外側から
(引用:同上)
内側から
(引用:同上)

血液供給

  • 後上腕回旋動脈


内側から
(引用:同上)
外側から
(引用:同上)

機能

  • 前部

    • 屈曲

    • 水平内転

    • 内旋


屈曲
(引用:同上)
水平内転
(引用:同上)
内旋
(引用:同上)
  • 中頭部

    • 外転


外転
(引用:同上)
  • 後部

    • 伸展

    • 水平外転

    • 外旋


伸展
(引用:同上)
水平外転
(引用:同上)
外旋
(引用:同上)


メモ

  • 肩関節を外転させる方向に上腕骨を持ち上げるときは、基本的には三角筋全体が使われるのですが、その中でも三角筋中部は棘上筋(きょくじょうきん)と共にその主力となります。

  • 「僧帽筋のゴール地点」と「三角筋のスタート地点」は肩甲骨と鎖骨を介してほぼ同位置にあり、効率よく連動して働いています。

  • 前部、後部の筋線維は起始から互いに平行して停止に向かっているが、中部では交錯して多羽状を呈しています

まとめ

今回は三角筋を解剖学的に紐解きました。


他にも筋肉別に記事を書いておりますのでよければご覧ください。
少しでもお役に立てますと幸いです。


参考

https://funatoya.com/funatoka/anatomy/A04/A04_0.html#A04_0_00_009

https://www.visual-anatomy-data.net/muscle/detail_016.html

https://kinniku-no-hanashi.com/2018/02/26/sankakukin/


https://kinniku-no-hanashi.com/2018/02/26/sankakukin/




引用

ヒューマン・アナトミー・アトラス(Visible Body)





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