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否定するのは簡単!!教育は「できる」を信じるところから始まる。

こんにちは!
株式会社すみかの月館です。
教育と社会を近くする」会社を運営しております。
100日noteにチャレンジ中。今日は71日目!
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私は、高校教員からプログラミングスクールに転職し、「安心して挑戦する環境を作る」をミッションに株式会社すみかを設立。学校には、探究コーディネーターとして探究学習・キャリア教育のコーディネート、企業には、3歳から大学まで届けられる教育特化型プログラムを開発しています。

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今日は札幌新陽高校の「総合的な探究の時間」にてプロトタイプお披露目会がありました。

ところで「プロトタイプ」をご存知でしょうか?

プロトタイプ(prototype)とは、原型、試作品などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ハードウェア開発の際の量産前の試作品や、動作や機能を検証するために最小限の規模で試作されたソフトウェアなどのことを意味する。

引用:IT用語辞典

言葉だけのアイデアではなく、実際にユーザーを想定したプロトタイプまで作ることを課題として生徒たちは取り組んでいました。

ほとんどのチームがプロトタイプを作るという主体性に驚きを隠せませんが、私が心を奪われたのは、プロトタイプで「香水」を作ったチーム。

香水が目的ではない「香水」

「香水作ったのすごい!」とも思ったのですが、そのチームが作った出発点が「生徒が疲れていることや眠たい姿を見て、生徒たちの疲労軽減を香水を作りたい!」と思ったという素敵さ。

「これ誰かに届けないの?」と聞いたら、
「いや、とくに!」
「え、あげたい先生はいない?」
「んー、いないので、あげます!!」

こうして私は2種類の香水のうち1つをもらってしまたった。。。

なんて、私は図々しいんだろう。笑
ただ、本当にすごかった。
効用も匂いも想いもかけがえのない時間を作ってカタチにしようとした姿勢に心ときめきました。

プレゼンの中には、無謀にも思えるような内容も少なからずあったのですが、それを否定せず最後まで発表できたことが何より大事な経験になったのではないかと思いました。

大人の理論で否定することはめっちゃ簡単。

というのも、アイデアを否定することって簡単だし、目をつぶすことも「無理」の一言で片付けられます。
ただアイデアの奥にある真意「やってみよう」「よくなるのでは?」のような想いこそがとても重要なので、アイデア出しの経験が少ない高校生年代まではアイデアをカタチにするまでに想いを否定しないことが大事だと思いました。

自分の枠を超える挑戦しない人ほど否定しがち。

誰とは言いませんが、学校現場にいて、教育に携わる人間だかららこそ「否定」ということにすごく敏感です。

否定してもOKは、そういう環境だと自他共に認識している場合のみ

唯一アイデアや意見を否定していのは、「ここでは自他共に否定していきながらお互いを高め合っていくという認識している場合のみ」です。

可能性を信じて、ともに未来をつくる。

教育が何かはまだわからないし、教育に必要なこともまだまだわからないですが、教育の出発点は「信じる」ということだけは確信しています。

「相手ができる存在である」と信じなければ、否定のスタンスになり、言動の節々に出てきます。
そうなると、相手は「アイデアを出そう」と思わなくなってしまいます。

こどもや若手にもっとチャレンジしてほしいのであれば、私たちが信じることからチャレンジは始まるのかもしれません。

今日はこれから教育BARでHigh Tech Highの話をします。
教育の可能性を信じる人たちとこの想いを共有したと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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