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映画鑑賞 ジュラシック・ワールド 新たなる支配者

 ジュラシック・ワールド完結編の公開が始まり、とても嬉しくてさっそく見に行きました。今のところIMAX3Dと2D字幕版の2回見に行き、4Dでも見たいところです。値段は高いけれど、やはりIMAXの映像と音の良さは素晴らしいです。

 炎の王国から4年後、恐竜は世界各地に散らばらり、ある時は人間を脅かし、ある時は闇取引の対象になり、他の動物達と同じように虐げられてもいます。

 クレアとオーウェンは、恐竜を保護する活動をしており、メイジーが見つからないように隠れて暮らしていました。オーウェンのもとを離れたブルーは、自分の人生を生き、とてもかわいい赤ちゃんを産んでママになっています。

 同じ頃、恐竜以外にも人類の食物連鎖を脅かす新たな脅威が見つかり、それを解決しようとエリー・サトラー博士が活動中。力を貸してくれるようにアラン・グラント博士のもとを訪れます。

 エリーとグラント博士が、懐かしくて感動です。エリーは、成熟した大人の女性となり、子育ても終わって自分の人生を生きていてカッコいいし、グラント博士は、イケおじになり、渋くなりました。恐竜への情熱は、消えていません。

 パークシリーズとワールドシリーズのキャラがどう交わって、恐竜がいる世界をどう生きるか、そしてメイジーのデリケートな出自をどう乗り越えるかが見どころです。

 舞台もマルタ島でジェームズ・ボンドさながらのアクションを繰り広げたと思ったら、冬山まで移動、インディ・ジョーンズを思わせるようなシーンもあります。

 あれ?この人、見た目があの人だよね?というキャラもいてびっくりさせられ、そうそうこのシーンあったよねというパークシリーズのオマージュが素晴らしい!

 もちろん、前作を詳しく知らなくても楽しめますが、予習するともっと楽しめます。

 何より、キャスト同士が実際は仲が悪くて、やれ共演NGだとか、イメージが固定化するのが嫌なのでこのシリーズにはもう出ませんというような大人の事情もなく、アランとエリーとマルコムがそろってくれたことに本当に感謝です。

 仕事をしてれば、好き嫌いがあるのは仕方がないことなんだろうけれど、ファンとしては、キャラが仲良くいてくれることが何より嬉しいものです。

 新しいキャラも増え、頼れる姉御肌のケイラやスタイリッシュでモデルみたいな秘書のラムジー(ポール・スミスが似合いそう)がいい味だしてます。

 パークシリーズとは違い、ジュラシック・ワールドは、スタイリッシュで、賛否両論あったクレアのピンヒールダッシュもですけど、恐竜とすったもんだするのにおしゃれだなと思います。

 エリーとグラント博士のネイビー?ブルー?とブラウンの組み合わせのファッションとか、すごくおしゃれで秋冬は色合いを真似してみようかな、なんて考えておりました。

 恐竜も新たに最大の肉食恐竜ギガノトサウルスや長い爪が特徴のテリジノサウルス、羽の生えたピロラプトルが登場。毎回、最新の学説にのっとって恐竜像が描かれており、だからこそ恐竜ファンも見ていて楽しい。

 ジュラシックシリーズのアイコニックな恐竜、ティラノサウルスも惜しみなく登場してきて、期待を裏切りません。

 嬉しい気持ちではあるものの、シリーズはこれで完結。もうジュラシック・パークのシリーズは制作しないと公言されているので、寂しい気持ちがあるのも事実です。

 始まりがあれば終わりもある。生きてる間に完結を見ることができてよかったとしたいです。

 これから映画をご覧になる方は、ぜひいろんな角度からお楽しみください。

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