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アートめぐり 二つの頂 -宋磁と清朝官窯

 2023年10月7日(土)~12月17日(日)まで静嘉堂@丸の内で開催されている展覧会に行ってきました。静嘉堂文庫美術館のギャラリーを訪れるのは、初めてです。

 開館1周年記念特別展ということですが、最近オープンしたばかりなのですね。知らなかったです。

 明治生命館1Fにあり、古い建物をリノベーションされた建物は、とても重厚でゴージャスです。

 中国陶磁のその歴史上、二つの頂点といえるのが、宋代(960~1279)の陶磁器と清朝(1616~1912)の官窯磁器とのこと。

 陶磁は詳しくないのですが、清朝最盛期の乾隆帝といえば、ドラマ『瓔珞〈エイラク〉』の時代。史実通りのストーリーではないのですが、華やかな暮らしが描かれておりました。そのイメージ通り展覧会にあったものも、色鮮やかで華やかなものが多かったです。

青花臙脂紅龍鳳文瓶 一対「大清乾隆年製」銘
豆彩団花文缸 「大清乾隆年製」銘

 来年は辰年だからか、龍の絵柄とても気になりました。

青花緑彩雲龍文盤 「大清康熙年製」銘

 蝙蝠は、童話でずる賢いってイメージで、あまり好かれていないと考えていましたが、中国では「蝙蝠」の漢字の「蝠」が「福」に通じることから、幸福の象徴とされています。

豆彩瓢蝠文盤 「大清雍正年製」銘
青花黄彩桃文盤 「大清乾隆年製」銘
臙脂紅八吉祥唐草文香炉 「大清乾隆年製」銘

 こちらは双子ではなく、お孫さんとのこと。作られた時代が違います。

藍釉象耳方瓶 「大清乾隆年製」銘 「大清道光年製」銘

 陶磁の展覧会を堪能した後はもちろん、《曜変天目(稲葉天目)》も見ました。あいかわらず見事な輝き、国宝になるのも当たり前ですね。

 下はミュージアムショップに売っていたグッズです。布でできているのですが、写真で見るとけっこうリアル。

 《曜変天目日》は、日の光だとまた違う輝きで見れるそう。かなわないとは思うけれど、いつか見れたらいいなぁと思いました。

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