ぐうっとお腹がなるよ。空腹注意の映画編
お世話になっております。
写真事務所プリズムライン・専従者のmoeです。
東京は梅雨真っ只中という感じで、夜にババっと雨がまとまって降ったり、風が傘を飛ばすほど強く吹く日があったりします。
家から出る気にもなかなかなれないこんな時期に、映画を観たり本を読んだりする機会が多いのも、こんな時ならではといった感じで実は好きです。
そのなかでも、観たり読んだりしている途中で思わずお腹がぐうっと鳴ってしまうような作品を選んでみました。
美味しそうなご飯に思わず目を細めてしまうような映画や本が大好きなもので。。。。
写真のお話とは逸れて、私のおすすめのお腹がすく作品を紹介します。
今回は映画編です。
① 伊丹十三監督『タンポポ』
1985年公開のこの作品は、まさに食・食・食のエンターテイメント!
宮本信子演じる主人公のラーメン店を立て直すために、若かりし山崎努(渋くてめちゃかっこいい)が腕をふるう、「ラーメンウエスタン」と呼ばれる名作映画です。
この作品ではラーメンが中心なのですが、途中で挟まるサイドストーリーも全て食に絡んだお話でそれもとっても面白いです。
チャーハン・北京ダック・スパゲッティ・フランス料理・飲茶・生牡蠣・・・・
はぁ。みているだけでお腹がすく。。。。
なんと言ってもこの映画で出てくるオムライスは、本当に美味しそう!!!
ケチャップライスの上に、卵をのせて、真ん中にナイフを入れて両側にひらくアレです。
このオムライス、日本橋たいめいけんでも食べることができて、私も食べたことがあります。その名も「タンポポオムライス 伊丹十三風」最高です。
②小津安二郎監督『秋刀魚の味』
こちらはタンポポよりもグッと古い年代の映画です。
1962年公開の小津監督の遺作です。
父と娘の物語で、婚期を迎えた娘(若かりし岩下志麻さんが本当に可愛い)と笠智衆演じる父親の関係を描いたものです。
もともと小津映画には食べ物が結構登場するのですが、この作品はモノクロではなくカラーなので、余計に食べ物が美味しそうに見えます。笑
私が大好きなシーンは、とんかつを食べるシーン。
瓶ビールとつまみにとんかつ。ご飯は無しです。
「お酒を飲んでいる時は白飯は食べないスタイル」が酒飲みの心にひびきます。
このシーンでは主人公の兄と兄の同僚がとんかつを食べているのですが、
同僚が「おかわりいいですか?」と聞いて、とんかつをもう一枚追加するところが描かれています。
なんだかそれが余計にまた美味しそうに感じさせるんです。。。
小津映画には、『お茶漬けの味』で夫婦がお茶漬けを食べるシーンや、『秋日和』の中で狭そうなカウンターでラーメンを食べるシーンなど、お腹がぐうっと鳴るシーンが満載です。
たくさんある食のシーンの中でも私がお気に入りなのが、先述したとんかつです。上野の御徒町にある「蓬莱屋」が小津監督が贔屓にしていたお店だそう。今度行ってみようかな。
③『食べる女』
こちらはグッと最近の映画です。
古い映画も大好きなのですが、最近気になって観賞した映画がこの2018年公開の『食べる女』です。
タイトルの通り、食べて食べてのオンパレード。
映画に出てくる料理が全て美味しそう。
様々な女性たちが抱える恋の悩みに、美味しそうな食べ物が絡んできます。
友達と楽しく食べたり、涙を流しながら食べたり、一人で静かに食べたり、恋人と食べたり。
誰かの手で作るご飯って本当に良いな〜と思える映画でした。
特に、卵かけご飯を食べるシーンでそれまでなんとか我慢していたお腹が限界を迎えました。。。
それぞれが違う場所で一人ずつ卵かけご飯を食べるだけのシーンですが、
「卵かけご飯って素晴らしいな・・・・」って思わず口から漏れてました。
白いご飯と卵と醤油があれば誰でも簡単に作る事のできるもの。
簡単だけど、なんだかほっこりするもの。
私は好きです。
こうして書いていたら、さっきご飯を食べたばかりなのに、お腹が空いてきてしまいました。。。。
美味しそうな食べ物が出てくる映画って本当に素晴らしいです。
それでは今回はこのあたりで。
私のお腹がすくおすすめの邦画選でした。
次回も引き続きよろしくお願いいたします!
写真事務所プリズムライン
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