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本「地に巣くう」

あさのあつこ著。
オーディオブックにて。

弥勒シリーズの6作目。
毎回、ストーリーが違うんだけど
今回は、信次郎の父親の話が出てくる。
温厚で、とても良い同心だったそうなのだけど・・・

人は見た目じゃ分からない。
何を考えているのか
本当に分からないよね、と思わせる話。

結構、このシリーズはそこが要のテーマなんだよね。

人間の本質。
それを探求していく感じ。

しかし、悪い感じの人が
そのまんま悪いよりも
いいひとのフリして悪い人の方が
よっぽど怖いよね。
うん。

世の中の詐欺師なんて
みんなそうでしょ?

良い人。
素敵な人。
感じのいい人。

わたくし、おばちゃんは
毒っぽいことを一才言わない人とは友達になれない。
だって信用できないから。
人間、毒づいちゃうことだってあるでしょ?
でも、いっつもいっつも
笑顔振りまいて文句言わない人。
正直、「ほんと?」って思っちゃう。
そういう人がブラックなこと考えてたら、と思うと
ほんと怖いもんね。

今回の作品は、
うーん。
正直、中だるみって感じかな。
でもしょうがない。
シリーズなんだもん。
全部が全部、秀作、なんてありえない。

言ってしまえば
今ひとつ、って作品があるからこそ
面白いものが輝くのかもしれないしね。

次作も、楽しみ!!

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