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本 「夏の戻り船 くらまし屋稼業」

今村 翔吾著。
オーディオブックにて。

シリーズ第3作目。

いいですなぁー。
誠にいいですなぁー。

今回は、故郷にどうしても
どうしても帰りたいおじいさんのお話。
単なるおじいさんではなくて、薬草の権威。
あまりにも権威でこの方の持っている情報が外に漏れると大変らしい。
でも、おじいさんは帰郷したい。
幕府に監禁されているおじいさんを
くらまし屋がなんとか救出して願いを叶える、っていう展開。

おじいさん、
そうかー。
そんな理由で帰りたかったのか・・・

いいねー。
ロマンだねー。
そう。人はロマンを捨てちゃいけない!
捨てたら希望がなくなっちゃう。
しんどい現実ばっかりじゃダメなのよ。

おじいさん。
茜色の手ぬぐい。
砂浜。
松の木。
青空。
青い海。

そこでおじいさんは、残された時間を
静かに過ごしている。

いい旅立ち方だね。本当に。
ロマンだわ〜

くらまし屋さんの事情も
ちょっと垣間見れてきた。

次作も期待!!

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