見出し画像

マイクロロースターのコーヒー豆の楽しみ方

みなさんはコーヒーはお好きでしょうか?
もし毎日コーヒー豆をミルして、ハンドドリップを楽しんでいる、もしくはエスプレッソマシンでカフェラテなどアレンジコーヒーを楽しんでいるのであれば「マイクロロースターのコーヒー豆」を是非おすすめします。

マイクロロースターとは小さなコーヒー豆焙煎屋さんのことです。昔ながらの言葉で言い換えるなら自家焙煎と言われるものです。
マイクロロースターのコーヒー豆は大手のコーヒー豆屋さんや、ビバレッジを扱うメーカーにはない魅力が沢山あります。

●マイクロロースターの魅力と利点

①今まで飲んだことのないコーヒー豆を発見できる

マイクロロースターでコーヒー豆を買うべき理由で最もポイントになるのが、今まで飲んだことのなかったコーヒー豆の銘柄を楽しめることだと思います。
大手企業と違って小ロットのコーヒー豆を仕入れる為、数量限定の珍しいコーヒー豆や、高級で希少なコーヒー豆が手に入ります。
キリマンジャロ、グアテマラ、ブルーマウンテン、など大手が扱う豆は有名で日本人好みの豆が多いのも事実ですが、世界には数百、数千のコーヒー豆が存在します。農園の数だけ味が違うといっても過言ではありません。
◯◯ブレンドではなく、収穫された地域が限定さられたストレートコーヒーや、単一農園で収穫されたシングルオリジンのコーヒー豆が味わえます。

②焙煎したての新鮮なコーヒー豆を味わえる

コーヒー豆で最も大事だと言われるのが「鮮度」です。
では、コーヒー豆の鮮度とはどのようなことでしょうか?
実はコーヒー豆の鮮度は焙煎してからの日にちです。

いくら高級なコーヒー豆であっても鮮度が低ければ本来のポテンシャルを発揮する事はできません。このあたりは鮮度を重要視する生ビールなどと同じかもしれません。

一般にコーヒーの生豆は水分量が非常に低い為、劣化しにくくバクテリアやカビなどが増殖することはありません。
2年程度は適切な保管環境であれば、ほとんど風味は変わりません。
ですが、焙煎してからコーヒー豆は空気に触れることで徐々に酸化していきます。
コーヒーの袋には外の空気を入れないためのバルブが付いているのを見たことはないでしょうか?または袋の中に脱酸素剤が入っている場合があります。つまりコーヒー豆にとって酸素は天敵なのです。

コーヒー豆の賞味期限は明確な基準がなく、1年というメーカーもあれば半年というメーカーもあります。どちらも間違いではありません。
焙煎から1年経ったコーヒーももちろん美味しく飲む事ができます。
ですが、コーヒー豆が本来持っている最高の味、香りを楽しむとういう観点で見ると焙煎後、2週間から長くても1ヶ月以内がベストだと思います。
ロースターの中には1週間以内と言われる方もいるかもしれません。


③ハンドドリップするとコーヒーがふっくらと膨らむ

よくこんな声を聞きます。
ハンドドリップが下手だから、コーヒー豆が膨らまない。
実はハンドドリップをした時にコーヒー豆が膨らまないのは、お湯の温度や技術は関係ありません。
コーヒー豆は焙煎すると豆の内部に炭酸ガスが発生します。このガスがコーヒー豆にお湯をかける事で放出されふっくらと膨らむのです。

つまりコーヒー豆が膨らまないのであれば、ほとんどの場合コーヒー豆が焙煎してから日にちが経っており、炭酸ガスが抜けているという事です。
コーヒーの袋に付いているバルブはこのガスを外部に逃す役割もあります。そうでなければ袋が炭酸ガスでパンパンに膨らんでしまい、最悪の場合破裂してしまいます。

バルブが付いていても炭酸ガスの放出は防げませんので、賞味期限内のコーヒー豆であっても膨らまない事は多々あります。特に流通までに時間のかかるコーヒー豆に多いと思います。
その点、マイクロロースターのコーヒー豆は焙煎したてをうたっている所も多いので、新鮮なコーヒー豆が手軽に手に入り、コーヒー豆本来の、味と風味を楽しむ事ができます。

コーヒー豆の膨らみは誤魔化しのできない、鮮度の証明であると覚えておきましょう。

※焙煎したてでも粉の場合は炭酸ガスの放出が早いため、膨らみが弱い場合があります。できるだけガスの放出が緩やかな、豆のままのコーヒーの購入をおすすめします。

いかがでしたでしょうか。
マイクロロースターの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
是非、いろいろなロースターを試してみてください。


この記事が参加している募集

私のコーヒー時間

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?