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島根鳥取縦断旅 「鳥取民藝美術館」

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「鳥取民藝美術館」
「鳥取たくみ工藝店」
「たくみ割烹店」

鳥取駅から徒歩数分でこの景色が見れるとは驚きでした。
素晴らしいに尽きる!

「島根鳥取縦断旅」最終日は、3つの建物を何度も行き来し、街の雰囲気を堪能してきました。

まずは開館時間と同時に「鳥取民藝美術館」から見学。

「鳥取民藝美術館」
漆製の小さな案内板

1949年設立された小さな民藝美術館の受付には漆製の小さな案内板が飾られています。
奥ゆかしい可愛さがたまりません。

鳥取県出身の医師で民藝運動家の吉田璋也が設立した美術館内には、山陰地方を中心とした民藝のうつわがたくさん展示されていました。

吉田氏が家族と食べていた食事の記録や、うつわとお料理の合わせ方などが写真で紹介されており、見ているだけで心満たされるしあわせな展示。
私はお酒飲めないけれど、こんな素敵な晩酌セット揃えてみたくなりました。

訪れた日は「鳥取民藝美術館」向かいの「旧吉田医院」も無料開放されており、見学させていただきました。

「旧吉田医院」

「旧吉田医院」は、平成初期まで開いていた耳鼻咽喉科医院であり、民藝運動における重要人物である吉田璋也が昭和6年に開院。

エントランスを開けるとまず目に飛び込んでくる建物中央の丸みを帯びた階段は小さな舞台のようなあしらい。

医師の家庭に生まれた吉田璋也は、医学の道を進む傍ら、柳宗悦や河井寛次郎らと出会い、うつわや家具など日用品のなかにある美を見いだす民藝運動に参加されたそうです。

診察室

当時は近所の子供たちがたくさん病院を利用していたそうで、とても賑やかだったとスタッフの方からお聞きしました。
病院特有の無機質なデザインではなく、木材をふんだんに使用した温かみあるデザインなので、子どもたちも安心して病院を利用したのかな?と思いながら民藝調の家具を眺め、「旧吉田医院」を後にしました。

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