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短編・ショートショート

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とりとめもなく書いたお話とショートショートです。ほとんどが、一話完結のお話たちです。 【♯通り過ぎていく女たち】は基本的に1話完結ですが、何かのシリーズです。
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記事一覧

『ボヤニアイスクリーム』(2/2)※創作大賞2023

 結論から言えば、佐知子も僕もどちらも家を出なかった。別れ話の切れ目を不用意に作ったのは…

カナヅチ猫
10か月前
23

『ボヤニアイスクリーム』(1/2)※創作大賞2023

『ボヤニアイスクリーム』  風呂から出ると、テレビの中で男女が別れ話をしていた。ほんの十…

カナヅチ猫
10か月前
30

<雑記>風向きが変わろうが、髪の毛はまだ生えている

 はい。こんにちは。春の風が吹いています。  夏の風は嵐の中から、秋の風は僕のつむじに当…

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『待ち猫行列』

 ラーメン屋の行列は何人を超えてから行列と呼ぶのだろう。店舗前に用意された四つの椅子は埋…

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『誰がために薪を割る』

 混ざりきっていないカフェオレかと思った。 「猫は液体だ」などという言葉のとおり、離れの…

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『古書店における自由研究』

「自由研究よ」  深夜帯にだけ開店する古書店の一角、古びた本棚の脇に寄りかかり、彼女は小…

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『ある日の唐揚げについて』

※このお話は、男子中学生のお下品な様をただただ描いているだけのものです。過度な期待はしないでください。御用のない方は、戻るしてくだい、どうぞ。  それでは、ご了承いただける方のみお進みください。 『ある日の唐揚げについて』  お金を出して買ったものを、名前も書かずに捨てる気持ちについて、中学生の僕には理解できない。  まあ、ノートや日記帳ならまだしも、エロ本に名前を書く人なんて居るわけがないが──しかしながらどうしても、僕らはエロ本を捨てる人に感謝せざるを得ないのである

『分水嶺』

※このお話は、ただただ下品な妄想をするだけの高校生男子二人を描いたものです。ご了承いただ…

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『僕と彼女は猫と眠る』

 僕が彼女より先にダブルベッドに入ろうとしたら、先客がいた。  猫である。僕と彼女と一緒…

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(連作短編小説)『通り過ぎてゆく女たち』 #創作大賞2022

11月4日(初恋)  ジャングルジム。  大人になってしまえば、頂上まではそれ程高いとは…

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『新しいこと』

※このお話には、一部、18禁かもしれない表現が含まれます。ご了承いただける方のみお進み下さ…

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『猫と耳とトイレと』

 食器洗いや洗濯などというのは単純な作業であって、ある一定まで習慣化してしまえば、巧妙に…

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『父ちゃんの』

 冬、年末年始でもないのに久々に実家に帰ると雪が降らない。年末年始に帰れば、狙ったように…

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『休憩』

※このお話はお下品な表現を含みます。ご了承いただける方のみお進みください。 『休憩』  夜はまだ深い時間になっていない。飲み屋街の路地を、後輩と男同士で歩く。僕のとっておきの店に向かうためだ。 「秘密の店を教えて貰えるなんて、俺、ワクワクが止まらないっす! 角野さんって、若い頃はやり手だったって評判ですからねー」 「いや、そんなことはないぞ?」  謙遜ではなく事実だ。何が「やり手」なのか分からない。 「いやいやあ、噂ってどこまでも伝わるんですから。さぞかし良い店なんだろ