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考えていること

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日々、考えたことを少し長い文章で。まだまだ人として未熟だからきっと考えは変わっていくのだろうけれど、その途中過程を書いておきたい。
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2023年8月の記事一覧

アートの価値について、ぐるぐる考える

アートの価値について、ぐるぐる考える

アート作品についた値段を見ると、お金に対する価値観がぐらぐら揺らいで混乱する。1億とか、数百万とか、そういうレベルなら自分には全く別世界の話で済ませることができるのだけど、小さな絵が、たとえば10万円だったとき、10万円というのは一体何だろう…とわからなくなる。

何か月もかけてできあがったものもあるし、ほぼ一瞬で(素人目には)ささっと描き上げたようなものもある。だとしても、その能力は長年の鍛錬の

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ライターの視点:ウェルビーイングとテクノロジー(シーズン2 第2回)

ライターの視点:ウェルビーイングとテクノロジー(シーズン2 第2回)

毎月行われている意識研究会は、シーズン2「ウェルビーイング・テクノロジー」に突入した。他の回の報告は書いてないけど、まあ順番に書こうとしたらいつまで経っても更新できないので、書きたいと思ったときに書くのが吉かと。

意識研究会についての詳細はこちら。

シーズン1の「マインドアップローディング」に比べたら、「ウェルビーイング・テクノロジー」というテーマはちょっと身近な感じがする。だけど、ウェルビー

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幸せのキャパを増やす方法と、幸せを貯める方法。

幸せのキャパを増やす方法と、幸せを貯める方法。

漫画『DEATH NOTE 』をKindle大人買いして読みまくっていて、昨日読み終わった。今更読み始めたのは、ネットで「DEATH NOTEの主人公はなぜ死んだんですか?」っていう質問を見て、ちょっとしか読んだことなかったけど、あいつ、死ぬんかい…!と思って読みたくなったから。

面白かった。絵もストーリーも、人物の書き分けっぷりがすさまじい。それぞれのキャラが、それぞれの動機で動いていて、少し

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仕事を断れないわたしに、小津安二郎が教えてくれたこと

仕事を断れないわたしに、小津安二郎が教えてくれたこと

PrimeVideoの松竹プランに課金して、小津安二郎監督『秋刀魚の味』を見た。小津作品はこれで5作品見たけど、そのうち、これ含め3作品(『秋日和』『晩春』)が、ひとりになってしまう親を気遣ってお嫁にいけない娘と、その娘のために親ががんばって話をつけて、最後は娘が結婚していって、親はひとりになってしまう、というストーリーだった。

なんで同じようなものを繰り返し作るのだろう。そしてそれを、なんで少

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