高価格戦略を成功させる ③
おはようございます!!
私のお店は、ただいま夏のセールの真っ最中ですが、年々セールでの売れ行きの威力、スタートダッシュは弱まっています。
おまけに、目玉で出している商品は、もちろん目玉ですからとても安い、特価で出していますが、まったく人気ありません。
商品自体がお客様のニーズに合っていないという事もあるんでしょうが、けっして価格で興味をひかれている方は非常に少なく感じます。
創業して20年になりますが、商品の価格帯は今が一番高いです。
とくにコロナになってからは、少しずつ高くしていきました。
このことが正解なのかどうかは、数年たたないと分からないかもしれませんが、今は非常に良かったと感じています。
なんて、言ううぐらいに、この暑さでお客様の出は非常に少ないです。
はい!!
では今日は「価格に対する恐怖心」というのをお話しします。
価格に対する恐怖心
売り手は価格に対する恐怖心に脅かされています。
「高くしすぎたらお客さんが離れるのでは…」。
「安くしすぎたら売上が落ちて倒産するのでは…」。
実際はどれも幻想にしかすぎません。
それらの恐怖はあなたが思い込んでいることで現実は違うのです。
価格は需要と供給ではない
経済学は価格を需要と供給のバランスで決めると教えています。
これは昔の価値観であって、現在では真実ではありません。
価格を決めるのは、「お客がどれだけ必要としているか」のみです。
つまり「どれだけお客にとって価値があるかどうか」ってことです。
価値が高ければただのチョコも1,000円で売ることができます。
その価値をいかに構築するかが重要なのです。
目の前の現実を見ていない
そういった恐怖心に脅かされて目の前の現実を見れていません。
本当はもっと値上げしていいのに、恐怖で気づけなくなっているのです。
実はもっと値下げしないといけないのに、エゴで見えなくなっているのです。
あなたのお客さんは実はもっと払っていいと思っているかもしれません。
経営において現実をちゃんと見られていますか?
今すぐ薄利多売を止めなさい
今のお客さんで離れていく人が現れるのはいいことなのです。
そういう人は、価値ではなく値段であなたのお店に来ているからです。
そういった人を失いたくないと思うから値上げできないのです。
あなたのためにならないお客に執着しても良いことは一切ないんです。
値上げで喜ぶ客もいる
100円マックをやった時のマックは浮浪者だらけでした(全店ではありませんが本当です)。
おかわり自由コーヒーをあてにずっと店に居座る方が多かった。
安くするとはこういう客を引き寄せてしまうのです。
あなたのお店に安さを求めてくる人は、これと一緒なんです。
長い付き合いがあるからと情をもってはいけません。
その情があなたの赤字経営の正体なのです。
値上げして質の高いお客だけを残しましょう。
そのためにはあなたの商品の質を上げることが大前提であることは頭にしっかりと刻み込んでください。
値上げ=良心の呵責
値上げすることに対して罪悪感を感じていませんか?
この時点で、あなたは商人として失格です。
そしてあなたは偽善の塊になっています。
もっと大きな目で考えないといけません。
値上げして売っていかないと身内がダメになります。
社員、家族、業界。
そして値上げしないと世の中全体が沈んでいってしまいます。
良心の呵責=自信がない
あなたが良心の呵責を感じるのは偽善です。
つまり、あなたの商品に自信がないことの裏返しなのです。
その自信のなさを「良心の呵責」で都合良くしているだけなんです。
あなたの高価格設定で買う人がいるのであれば価値があることなのです。
買う人がいないのならそれだけの価値を提供していないことだという事です。
そして、あなた自信がその価値に気づいていないだけなのです。
つまりあなたの勉強不足であるということです。
値下げは経営の最大の敵
値下げはあなたの経営を確実に悪化させていきます。
値下げそのものは経営で一番やってはいけないことです。
値下げは白旗を上げたも同然なのです。
商品の品質が下がり、利益が減り、給料が下がり、社員が離れていきます。
そうやって会社は弱体化し復活する体力を失っていくのです。
値下げは悪い客を引き寄せる
値下げをすると「価格で判断する客」を引き寄せることになります。
マックが100円バーガーを打ち出したら無職の方を多く引き寄せました。
100円コーヒーで何杯もおかわり自由で無職が長く居座るようになりました。
結果的に、店内の雰囲気が悪くなったのです。
値段で判断する客は、あなたのお店の印象を悪くします。
結果的にお金をもっている人を遠ざける主因になるのです。
ビジネスにおける3つの現実
あなたの会社の商品サービスの独自性と品質。
社員スタッフのモチベーションと質。
あなたの商品にふさわしいお客層。
上記の3点に尽きます。
市場やライバル他社を見る必要はありません。
上記3点をしっかりしていれば価格は上げることができます。
これら3点を見失い市場やライバルを見るようになると恐怖が生まれるのです。
恐怖の元凶は独自性のなさ
価格の恐怖が起きる時は、自分の商品に自信がないことが原因です。
その自信は独自性があるかどうかの問題です。
独自性はあなたのビジネスを守る強力な盾になっています。
独自性とその品質さえ確保できていれば恐怖は克服できるのです。
逆に言うと独自性さえあれば値上げは出来ます。
価格への恐怖を克服する
価格への恐怖はあなたの心の問題です。
デフレスパイラルとはそんな恐怖が原因なのです。
心の問題はすべて幻想です。
幻想に打ち勝つにはあなただけの独自性を確立することが大事です。
そして、その独自性をお客に正しく伝えることです。
この2つが揃えば、あなたは恐怖なく高額商品を売れるようになります。
同時にお客も高額商品を喜んで買ってくれるようになります。
「低価格戦略」に屈しない
巷の資金力をバックにした低価格戦略に負けてはいけません。
それに勝つための方法は実はあるんです。
資金力のない中小でも勝てる戦略が!!
重要なのは「無料」「SNS」「コピーの力」であります。
価格に実態はない
実は価格とは実態のない完全にメンタルなものです。
ペットボトルの水が100円なのは私たちがそう「決めている」からです。
ペットボトル水を1000円で売るならお客のマインドを変えればいいと思いませんか?
つまり「この水は1000円の価値がある」と思わせることなのです。
そのマインドを変えるためにマーケティングとコピーがあるのです。
価格を決めるのは期待値
期待が高ければ価格は上がります。
期待が低ければ価格は下がります。
期待とは価値の高さ/低さのことであるのです。
つまり価格を上げたければ期待を高めることなんです。
そして価値を上げることなのです。
厳密な適正価格は存在しない
適正価格とは弱気の商売人が決めた平均値であります。
市場価格とは素材そのものの原価だけです。
平凡な商人はこの原価に2倍とバカの1つ覚えで計算してしまいます。
その素材をどう生かすかで本来の価格は決まるのです。
あなたは新しい価値をクリエイトしないといけません。
そうしないといつまでも低価格のラットレースから抜け出せないのです。
一度、ゆっくりと考えてみてください♪
どうして値上げが怖いのか理由を書いてみてください。
低価格にするメリットは何ですか?
世の中や市場のせいにしていませんか?
一番肝心な自分自身の努力から逃げてはいませんか?
独自商品を作って高価格勝負をすると自分に宣言してください ♪♪
はい!!
今日は、ここまでとさせてください。
明日は「どうして値上げをしないとダメなのか?」というタイトルでお話ししたいと思います。
明日もお会いできるのを楽しみにしております♪♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?