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記事一覧
【青森県青森市】なぜ悲劇は起きたのか 「八甲田山雪中行軍遭難資料館」
1904年1月23日、青森歩兵第五連隊の210名が青森連隊駐屯地を出発した。
予定は1泊2日。行軍距離は片道20km。行き先は田代新湯。
後に「八甲田雪中行軍遭難事故」として知られることになるこの行軍は、現代でも悲劇として語り継がれている。
恐らく周辺地域に住んでいる人以外や山に詳しくない人でも、1971年に出版された新田次郎の『八甲田山死の彷徨』 やそれを原作に制作され1977年に公開
【岩手県奥州市】化石から畜産まで。彼らのことをモ〜っと知るなら「牛の博物館」
岩手県の奥州 (おうしゅう) 市は、岩手県の南部にある街だ。
大谷翔平の出身地ということで、最近では聖地巡礼に訪れるファンも多い。市のサイトでも大谷翔平を特集したページが作られている。
因みに大谷選手の花巻東高校のある花巻市は奥州市から一般道で1時間、高速道路で30分程度。距離はあるが平地続きということもあり、体感としてはさほど離れている印象はない。
さて、奥州市を語る上で欠かせないのが
【秋田県男鹿市】今も息づくなまはげ文化を「なまはげ館」で体験する
秋田を代表する文化の1つ、なまはげ。
その伝承が残る男鹿半島には、なまはげ文化を現在に伝えるなまはげ館が存在する。
なまはげ館があるのは、以前紹介した同じ男鹿市でも男鹿水族館GAOからは車で20分程度、男鹿半島の西部にある中心街からも方向は違えど車で20分程度の場所にある。
いずれにせよ、山々を越え曲がりくねった道を行くために、実際の走行距離よりもかなりの距離を移動したような感覚になる
【青森県五戸町】ごのへ郷土館と帰ってきたディーゼル機関車
青森県の五戸 (ごのへ)町には、ごのへ郷土館という郷土館がある。
五戸町でも八戸 (はちのへ)市にほど近いここは、2014年に廃校になった豊間内 (とよまない) 小学校を利用した郷土館だ。
五戸町には1929年から1968年までの間、南部鉄道という鉄道が通っていたのだが、1968年の十勝沖地震で壊滅的な被害を受けたことにより廃線となってしまった。
それでも南部鉄道の痕跡は今でも五戸町の
【岩手県久慈市】震災を乗り越えた水族科学館「もぐらんぴあ」
岩手県の北部沿岸には久慈市(くじし)という街がある。
2013年にNHKで放映されていた連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台のモデルになった街、といえば分かる方も多いのではないだろうか。
この街には山を掘削して作られた国家石油備蓄基地が存在する。
そしてその技術を生かし、そして紹介のために作られた施設が「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」だ。
石油備蓄基地の建造の際に掘られた作業坑を活用
【岩手県北上市】鬼専門の博物館「鬼の館」の勇ましくも神秘的な世界
北上市という街がある。
岩手県の南部、その名の通り北上川沿にある街だ。
最近ではポケモン最新作のダウンロードコンテンツが、この街がモデルと思わしき場所が舞台となっている。
ここ北上市とその周辺には「鬼剣舞」 (おにけんばい) という踊りが古くから伝わっており、町の至る所に鬼をモチーフにしたイラストや小さな像がある。
市民憲章にも町を作り上げた偉大な先祖たちを鬼に喩えて「あの高嶺 鬼