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「デザインルールを誰もが使えるものに」ブランドリニューアル/ブランドデッキ篇

こんにちは、kaonavi404編集部です。
この記事をご覧いただき、ありがとうございます。

これまで、ブランドリニューアル連載と称して、パーパスやロゴ、タグライン・ステートメントについて、その背景や裏側についてご紹介してきました。

今回は、カオナビのデザインルールのガイドラインである「kaonavi BrandDeck(カオナビ ブランドデッキ)」をご紹介していければと思います。


●カオナビ ブランドデッキとは?

カオナビブランドデッキは、カオナビの目指す姿をビジュアル化したガイドラインです。誰もがカオナビらしさのあるビジュアルを作れるよう、デザインの基本的なルールを記載しております。
基本的には、コーポレートサイトやサービスサイトなど、カオナビのアウトプットすべてにこのブランドデッキは適用されています。

ただ、デザインルールは社内のデザイナーだけが守るものではありません。
というのも、ビジュアルは見た人に対し多くの情報量をもたらし、ブランドのイメージ形成にも大きく関わってくるものです。そうしたときに、資料のひとつをとってもデザインは重要な要素。デザインルールを誰もが使える仕組みにしておくこと、ガイドライン化が必要でした。それがブランドデッキを作った背景になります。

ここからは、具体的にブランドデッキにはどういうことが記載されているのかご紹介していきます。

●デザインフィロソフィー

これまでパーパス篇でもお伝えしてきたように、カオナビではひとの可能性を正しく理解できること、そして、各々が持つ個性を大切にしています。

「職歴・学歴や年収など目に見えることだけでひとを判断するのではなく、さまざまな情報を集めて人物像に奥行きを持たせることで、ひとの可能性を正しく理解できる世界をつくりたい

ブランドリニューアル/パーパス篇

そのような、カオナビの価値観を言語化し、ブランドキーワードとして抽出したのがこちら。

デザインをする上で重視しているのは、誠実に情報等を伝えること。とは言え、ただ単に情報をそのまま伝える、見せるのではなく、デザインの節々に先進性が感じられることも意識しています。最後には遊び心。新たな価値観を生み出していくには、世の中への飽くなき探究心、何かにワクワクする心が必要です。

誠実、先進、遊び心。そういった視点でカオナビの各種アウトプットを見ていただけるとありがたいです。直近で言うと、前回のnoteでご紹介した「-shipプロジェクト」は、誠実さや遊び心が随所に見られるサイトではないかなと思っています。
-shipプロジェクトって何?という方は、こちらをご覧ください!

●カラー

普段は逐一、目にする様々な色のことを深く考えることはないと思いますが、無意識のうちに色から受ける印象って大きいのではないでしょうか。

青と黄が印象的なカオナビのロゴはどのような印象を受けますか?
カオナビでは「らしさ」を表現する上で、色は重要な要素と考えています。青は誠実、黄色はピュアで遊び心というように、先ほどのブランドキーワードとも関わってきます。

具体的には、ロゴで使用する2色を「プライマリーカラー」とし、これらを基準にしてカラーバリエーションを定めています。プライマリーカラーをより引き立たせる色「セカンダリーカラー」、デザインの可能性を広げる「サポートカラー」「グレースケールカラー」「サンドスケールカラー」が存在しています。
ご興味のある方はこちらをご覧ください!

中でも、プライマリー、セカンダリーカラーには独自のネーミングがあります。特にロゴを構成する3色(青・黄・緑)。ロゴの成り立ちと連動する形になっており、「水や太陽があるところに、緑(新たな発見)が生まれる」といった意味合いを込めています。

●フォント

情報を正しく、誠実に伝えるために最も重要なのがテキストです。
そこでプライマリーフォントとしたのは、たづがね角ゴシック。大小さまざまなサイズにした際にも読みやすく、和文と欧文を組み合わせる際にも自然に見えるような設計がなされています。着飾らない手書きのようなシルエットで、どこか人の温もりが感じられるフォントです。ブランドキーワードとして挙げている、誠実・健全、ピュアといった要素ともマッチしています。

●シェイプ

カラーやフォントだけでなく、シェイプもカオナビらしい表現をする際に大切な要素です。ロゴを構成している丸や三角の形状に加え、それらの考え方を発展させたタイとドットも含めた計4種のシェイプがブランドのアセットとして用意されています。

コーポレートサイトにも随所にこれらのシェイプがレイアウトされているので、それぞれが持つ意味合いを知った上でサイトを眺めてみるのもよいかもしれませんね。

●最後に

ブランドデッキはあくまでデザイン上のベースとなる考え方であり、媒体ごとに細かなデザインルールは存在しています。媒体ごとの表現の自由度や可能性を奪うことなく、カオナビらしさを表現していくために必要な最低限のルールをまとめたのがブランドデッキと言えます。

●次回について

今回はブランドデッキの概要や要素についてのご紹介でしたが、次回は実際にブランドデッキをもとにどのようなアウトプットがなされているのかを、コーポレートサイトを通じてご紹介していけたらと思っています。

ということで、また、気軽にお越しください〜!
よろしくお願いいたします。

カオナビ コミュニケーションデザイン室
kaonavi404編集部