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◇母が病気の子供の面倒を見ること◇

私はここまでずっとフルタイム勤務です。
子供が小さく、病気がちだった頃はなかなか大変でした。
保育園や幼稚園に行けないくらいに体調を崩した時は、
行きつけの小児科併設の「病児保育」を
よく利用していました。

子供の体調が悪いのに、母が面倒を見ずに仕事に行くことを
「子供がかわいそうだ!」
「理解できない」
「母親失格だ」
などと言う人もいるでしょう(実際に割といた💦)。

私自身ももちろんそうですが、
親は自分の子供が体調を崩せば身を切られる思いに駆られます。
しかし仕事をしている以上、
その責任をもって、どうしても休めない時があるのも事実。

もしそんな周囲の目や風習的なものに悩んでいる方がいるなら
私の事例を見て欲しいと思い、本記事を書いています。

病児保育が楽しみ?

長男は、小さい頃は特にいろんな人と関わることが大好き、
またアンパンマンやドラえもんのDVDを
ゆっくり見られるから病児保育が大好き。
次男も、優しい看護師さんたちのことが大好きで、
お昼寝もいつもよりたっぷり好きなだけできるから大好き。
ふたりとも、体調は悪いはずなのに
病児保育に行くとわかると喜んでいました。

会議等が重なりどうしても休めない日。
風邪を引き高熱があった長男を、
いつもお世話になっている病児保育室に預けました。
小児ぜんそくを持っていた長男は、
たかが風邪でもどんどん悪化する場合がありました。
その日も預けてしばらくすると、喘息発作を起こし、
さらには嘔吐まで始まってしまったそうです。

病児保育に預ける場合は、
併設の小児科でまずは診察していただき、
体調悪化の際に処置をすることへの合意確認があります。
この時も、途中ですぐに先生に診ていただき、
ぜんそくの吸入と脱水症状への対処として
点滴の治療をしていただきました。
私が仕事を終えお迎えに行った頃には、
長男の症状はかなり落ち着いており、
すでに追加分の処方箋も用意していただいていました。

もし、私が自宅で面倒見ていたとしたら、
長男は間違いなく脱水症状になっていたでしょう。
自宅では医療用吸入もできないため、
ぜんそくも悪化していたと思います。
しかし病児保育室での処置が圧倒的に早かったため、
長男もすぐに回復することができました。

小さい子供の急激な悪化はよくある話ですよね。
これを「母親だから」という理由で、
無理して素人が面倒見ていたら…
と思うとゾッとしました。

私が得た教訓

「病気の子を母親が面倒見ないなんて可哀想」
などというような理屈に縛られる必要はありません。
第三者機関を頼ることは全く悪いことではなく、
子供の状態に応じて検討すべし。

治療も手厚くしてもらえるような、
母子ともに安心できる環境があるならば
ありがたく頼ろうと、私はこの時痛感しました。

とはいえ、幸いにも我が子は、
いつもと違う環境にも対応でき、泣くこともなく
「さぁて今日はどれで遊びます??」
くらいの勢いでいてくれるから成り立っている、
とも言えます。
どうしてもママと離れたくない!というのお子さんでは
難しいこともありますので、
すべてがOKという訳にはいきません。

ただ、いつか子供も家から出る時間が長くなります。
いろんな手段を試してみることは
決して悪いことではないと私は思います。
(病気の時に限らずね)

ほんとは母の方がむしろ・・・

病児保育室の預けた日以外もそうでしたが、
体調が悪いそんな日は、帰宅後できるだけ子供達を
膝に乗せていたように思います。
家に戻ると子供達は、
私が作った雑炊を美味しそうに食べ、
私と一緒にお風呂やお布団に入り、
今日見たDVDのお話をしてくれます。
そして、ゆっくり私に抱っこされながら、
満足げに眠りました。

体調を崩した子供達のことを心配していた私の方が
もしかしたら寂しかったのかもしれませんね(苦笑)

いろんな状況に対して臨機応変に対応する。
母は柔軟性を持つ必要があります。
世のお母さん達、がんばれ!(私も(笑))

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