見出し画像

「かぞくかいぎ」の魅力満載の本

今日は私の憧れの『かぞくかいぎ』を長年し続けてきた先輩方の経験談がたくさん聴けた本をご紹介します。
やっぱり対話だ!!!と確信を持ちました。

こどもとおとなの哲学対話会を開き、皆さんと聴いて話して思考して、学び続けたいKaori Nakayaと申します。
『正解のない問いについて対話し自分を深く知ること』
その経験は人生の宝になると信じています。
国内はもちろん海外に住む日本語を話したい方、お気軽にカフェでおしゃべりする感覚でお待ちしてます。


𓃹『かぞくかいぎ』のやり方は家族それぞれ

『かぞくかいぎ』の魅力はなんとなく感じていました。
よく話す家族だとしても、本当に大切な話し合いは避けて蓋していたり、声に出していることの裏側にある本音が何なのか本人も気づいてなかったり。

ではどうやってやればいいのか。
悩みどころです。

名著の7つの習慣のファミリー版を読むと、かぞくかいぎをしながら読み進めること!といった趣旨の但し書きがあります。
でも5年前の我が家では本に添って話をしようよと言い出せなかった。
夫が人生の教科書は7つの習慣だけでいい!と明言しているコビーファンだったにも関わらずです。
私に覚悟と余裕が足りなかった。
そして何よりも堅苦しく考え過ぎていたからだと思いました。

やらなきゃ!思考では出来なくて当たり前。
やりたい!思考でこそ物事に取り組めるものですよね。

我が家のやりたい『かぞくかいぎ』であることが大事。
この本にはたくさんのヒントとなる体験談や工夫が書かれていました。
是非読んで、やりたい!を見つけてほしい。

著書の玉居子 泰子さんのホームページです。

𓃹私の産まれた家族の『残念なかぞくかいぎ』     
(私の忌まわしき過去の話です、読み飛ばしOK)

ここでひとつ、問題がありました。
私の産まれ育った家族は、一見仲の良い家族でした。
しかし、父が厳しい面があったり、母の発言力が弱かったり、祖母が普段は多くを語らず不満を抱えていたり…。
姉と私は嘘を平気でついて親の目を盗んだり…。

そして問題が起きたら開かれるかぞくかいぎのようなものは、泣き叫び罵り合い、まともな解決策もなく、文句を言い合って疲弊して、表面だけ取り繕って、閉会。
翌日は無かったことのように、いつもの日常。
また本質の問題は同じまま、定期的に繰り返されます。
人間は変わることが出来ないのかと脳裏に刻み込まれたようなものでした。
そして、人に自分をアピールする方法も、私は『残念なかぞくかいぎ』で学んでしまいました。

なので、子育てで辛くなった頃から、私は定期的に夫に寂しさからくる怒りをぶつけ『残念なかぞくかいぎ』を開こうとしてしまいました。何度も何度も。
憎かったあの時間と同じことを繰り返してしまう自覚があっても、その方法を選んでしまっていました。呪いのようでした。

でも夫は『残念なかぞくかいぎ』では何も解決しないと分かっていたから私を表面的には甘やかしはしませんでした。
辛い時期だったので、彼のその態度の意味が理解出来ず、さらに怒り続けていました。
私も彼も不器用さに悩みながら、何年もかかりました。
今の家族でも『残念なかぞくかいぎ』にしてしまっていることが嫌過ぎたので、せめて本質を探りたいと必死でした。時間をかけて夫と残念な対話を繰り返しました。私の反省文のような議事録もたくさん残っています。

つい先日、数年前の私なら『残念なかぞくかいぎ』を開こうと感情が溢れ出しそうになる事件が勃発しましたが、本質を見つけかけている今の私は、対話して、説明して、今の2人がやるべきことを見失わず、数分で感情をコントロールすることに成功しました。
また『今時間大丈夫?話したい。』から始まる楽しい建設的な『夫婦の対話』の時間も増えています。

産まれ育った家族からの影響、自分の成長してなさっぷりに長年苦しんできましたが、ようやく今の夫と築いている家族の『かぞくかいぎ』の在り方を見つけました。

※ちなみに私の実父と実母はずっとなんだかんだ小競り合いしながら上手くやっているので、娘としては辛かったけれど彼らの家族の在り方だったのかと思っています。

𓃹我が家のかぞくかいぎ

11歳、6歳、3歳の異年齢育児なので、議事録をしっかり作るような『かぞくかいぎ』は現在出来ていません。
意識して個別に対話はするようにしてきたからか、今のところ話しやすい雰囲気作りは出来ています。
でも本を読み、『夫婦の対話』に加え、ちゃんと時間を設けた『かぞくかいぎ』がしたくてたまらなくなりました。

夫に本を共有したので、近日中に我が家のかぞくかいぎ開催予定です。

細かな工夫満載の本だったので、忘れないうちにメモ!
□大きな裏紙を用意してみようか?
□iPadで書いてみようか?
□事前アンケートを作ろうか?
□4月以降は私のひとり時間が出来るし、家計を整えたあと、家計簿も共有しようか?
□初回の議題は何にしよう?『楽しい系』
□将来の夢から考える時系列で出来ることプランニングを定期的にやる
□家族目標の設定と共有はいつかは必ずする
(仮の家族目標はあるけど、公表する前に個々で考えてもらって、意見集めたあと、集約して目標を定め直す会議にしたいな)
□月1回やる
□嫌がる人に無理強いしない、雰囲気は楽しく
□家族のことをわかったつもりにならず、ちゃんと言葉にして話す
□意見を押し付けず、ゴールを決めない
□私はこう思うけどあなたはどう思う?を繰り返す
□結論まで辿り着かない、飽きてきたなど、かいぎ途中で止める決断も大事
□思春期は嫌がって当たり前、お菓子やカフェで釣り同席だけしてもらう

𓃹魅力を感じたこと

やり方を学べただけでなく、かぞくかいぎをやり続けてきた家族が、どれもこれも魅力的すぎて驚きました。
到底我が家では再現できないと思ってしまうスケールのご家庭も何例かありましたが、親として学ぶことが多すぎました。

□家族の本音、本質を見逃してる部分がたくさんあるかも
□かぞくかいぎの時間、議事録こそ家族の宝物になりうる
□低年齢児との対話だと親が代弁しがちかもしれないからツールを活用して発話を促す工夫をしたい
□かぞくかいぎと共に成長した中高生が異次元に魅力的
□会議の疑似体験をしておくことで集団生活で応用可
□親としての在り方『木の上で立って見る』を体現してる
□かいぎ中は怒らない!など自分にもルールを課しやすい

⇨自分の人生を自分で生きる子供になってほしい
⇨家族の問題と自分の問題の『課題の分離』をしたい
⇨自分の人生を心から楽しみたい

もともと掲げていたこの3つの目標に近づけそうです。

育児書や他人の成功体験談の本やアドバイス本なんか読むより、それぞれの家庭でかぞくかいぎの議事録をためて、アルバムの横に本にしてリビングに置いておけば、家族のそれぞれが色々な場面で読み返す価値ありまくりの宝の本になりますね。
議事録編集書籍化サービス始めたいくらい(笑)

『かぞくかいぎ』も『哲学対話』も魅力がありすぎて、どうやって拡めようか…私の小さい小さい声でも、まずは声をだすところから。


⇨直感を鍛えよう!!経験を積もう!!

足りない経験は他人から借りてこよう!!

読んでくださりありがとうございます!!


この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと

これからの家族のかたち

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?