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本を買うのは心が満たされている証拠

こんにちは。以前ミニマリストを目指し、紙の本を全て無くしたことがありました。その時はAmazonKindleの電子書籍や図書館で読書を楽しんでいました。しかし、ある古本屋さんの絵本に出会った時に「やっぱり紙の本はいいな」と思い、少しずつ紙の本も増えています。
今回は最近購入して良かった本と、その理由をお話しします。


料理苦手な主婦でも作れそうな料理本

私は今まで料理は「必要最低限!」がモットーな主婦でした。最大限、ご飯のメニューは考えないように生きてきました。夫が「晩御飯どうする?」と聞いてこようものなら、瞬時に「夫が食べたいものでいいよ!」と即答する感じです。ところが、長野に来てからは野菜が新鮮で美味しすぎて、ご飯の優先順位が上がってきたのです。めんどくさがりな私も「買ってきた美味しい大根どうやって食べようか?」と話しだす始末。最近はInstagramで作れそうなレシピはレシピノートにメモして、結婚7年目にしてようやく主婦らしくなってきたところでした。

そんな中、職場の先輩がお薦めしてくれたのが写真のウーウェンさんの料理本でした。何冊も持っているそうでどれも美味しいよ!と言っていたので、試しに買ってみることにしました。信頼する人がいいよ!と言ってくれたものは、全力で乗っかるのも長野に来てからのことです。
中華料理かと思っていたら、中華ベースの和の料理がほとんど。こんな私でも作れそうなレシピばかりです。家族のための料理は家族が健康になり、華美ではなく力みすぎずに毎日作り続けることが大事と書かれていました。映えることもいいけれど、毎日の暮らしは健康の方が大事。健康は料理をする人が担っている。だからこそ料理は頑張りすぎないことが大切。この考えが私の「料理をせねばならぬ!」という謎のプレッシャーから解放させてくれました。

岡田斗司夫氏の質問コーナーを知る

話は変わりますが、私はYouTubeをラジオ感覚で聞いています。掃除など家事をするときは必ずです。そのときにたまたま岡田斗司夫氏の動画を聞いていました。そこでは視聴者さんからの質問を受け付け、それに回答する動画がありました。以下が質問です。
「Wikipediaなど無料でわかりやすい情報があるので、紙の教科書はいらないのでは?Wikipediaを教科書にしてもいいのではないか?」そんな内容の質問でした。そこで岡田氏は「その気持ちは分かるが、その考え方は貧富の差をさらに拡大させる。」と言い、それは危険だと言っていました。

岡田氏は「日本はこれから、貴族層・アッパー層・普通・貧困層に別れる。そして4割近くの人が貧困層になる。この貧困層の主な考えは”無料で情報を得たい”ということだ。」と言っていました。(言葉は違いますが、大体そんなニュアンスでした。気になる方はYouTubeで検索してみてください!)
そのときにふと、ウーウェンさんの料理本が頭をよぎりました。確かにレシピであれば、SNSなどを検索すれば無料で知ることができます。しかもたくさん。しかし、ウーウェンさんの料理本には彼女の哲学や、料理への愛などレシピ以外のことがたくさん載っています。そして何よりも、料理が苦手な私を「料理を楽しむこと」に前向きにさせてくれました。この料理本を読まなければ、そんな気持ちにはならなかったと断言できます。

本を読むことは人生が豊かになると実感

私は電子書籍で読む本と、紙の本で読む本を分けています。それは、なぜか電子書籍だと文字を追っているだけで、頭に入ってこないからです。それが紙の本だと、思考を整理させながら深く読書を楽しめます。なぜそうなるかは全くわかりませんが、私にとって読書とは思考を整理することで、それには紙の本の存在が欠かせないようです。

この料理本は先週買ったばかりなので、まだこの本のレシピは作っていません。たまり醤油と黒酢は必要そうなので、今日買いに行く予定です。そしてこの本は料理の写真もとても美しいです。今まではお皿はなんでもokでしたが、これを機にお皿を探す旅も同時に始めようと思いました。
本って不思議ですね。読んだ後だと同じ日常も違って見えます。そしてそう思える自分さえも愛おしく思います。仮にお金では貧乏になっても、本を読んで心の豊かさは保ち続けたいなぁと思いました。


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