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勝手に頭で結果を予測しない。

イタリアに来て18年になりますが、私よりももっとイタリア語がうまい日本人の方はいっぱいいる。

これってどんな事柄にも言えることで、周りと比較を始めたら、自分はいつまで経っても一番になれないし、そもそも一番ってそんな大事なことって思えるようになった。

つまり、1番にならなくたって、チャンスがあれば試したもん勝ちってこと。
例えば、TOEICで700点取っても、じゃあその人が英語でのコミュニケーション能力がすこぶる高いかというとそうでもなかったりする。

これはイタリア語を日々話している私にとっても言えて、多分イタリア語検定で難関を超えた人のイタリア語に比べたら、私のイタリア語はそんなレベルにも及ばないかと。
でも、コミュニケーション能力、相手の反応を察知する能力ならばきっといけるんじゃないかと長年イタリアで生活してきた勘で思う。

そんなわけでもう10年くらい前にも、いきなりイタリアの政治家と日本の政府関係者とのミーティングの通訳を依頼された時、頭で「いやいや私のイタリア語レベルじゃ無理でしょ。恥かくの間違いない!」と勝手に予測せず、気軽?に、「やってみるか!」と挑んだ。
そして無事にミーティングを終えることが出来た。

つまり、何が言いたいかというと、自分の勝手な思い込みで決め込んで、こんな私がそんなチャレンジしたら絶対失敗する、とか、絶対無理、とか予測するのではなく、上手く行ったときのことを想像して、じゃ、やってみるかって動けた方が、もし、その時に上手くいかなかったとしても、それは次へつながる経験となるし、やったという素晴らしい事実が残る。その小さな積み重ねが、自分を信じることへつながるんじゃないかなと思う。


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