見出し画像

「幸福」は「解釈」

一言でいうと

現実をどう受け止めるかが大事

活用シーン

人生

内容

幸福度の高い人は良いできごとを思い出しやすく、出来事をポジティブに解釈する傾向がある[Seidlitz&Diener ,1993]

日常生活の平凡な経験も「満喫する」態度を持つようにすると満足度が高まる[Bryant&Veroff,2007]

『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』
前野隆司

色々と考えると、人間の内側に起こる反応って、自分が責任を持つべきことです。良くするたとえですが、「虹が出た!」という風景を見て、「いいことあるかも」と幸せな気分になる人もいれば、古代の中国では不吉な予感です。私が興味深かったのは、SNS上で「虹がキレイでいい!」と言っている人の次に並んだ別の人の投稿が、「最近虹があまりに多いので地震の前兆じゃないか」なんておっしゃる人がいたりした瞬間。

現実に起こることは一つでも、それをみて幸せになる人もいれば、恐怖のどん底に落とされる人もいるのです。

一方、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンは「ああ、私って幸せ」と思うと分泌されるそうです。どんなシチュエーションにあっても、幸せ、とかんじればOK。別に、大富豪にならなくても、ラッキーなことがなくても、異性に振られっぱなしでも、自分が「幸せ」とおもえばそれでいいのです。すると脳内には、幸せな時に見せる反応があらわれ、幸せな気持ちになる。

主観的幸福を得るには、何もいらなくって、心構え一つなんだそうです。


この前野氏の本のなかでは面白い例が出てきます。研究生の1人は、けっこう複雑な環境にあって、客観的に見て幸せとは到底思えない状況なんだそうです。けど本人は、「先生、でも、ワタシ、幸せですよ」という。その根底にあるのは「楽観性」だといいます。この楽観性、いろんな研究データを飛び越えて、その人を幸せにするようです。

もし、幸せになるコツがあるとしたら、その最も確実で、もっとも簡単な方法は、「私、幸せです」と思い込むこと。他の要素は、そう自分を信じ込ませる導火線でしかないのです。けど人は、そんな導火線がなくとも勝手に思い込むことは可能。ある意味、「バカになれ」というのが、幸せになるための最短のアドバイスなのかもしれません。



私はこんな本書いてる人です(^^)/


頂いたサポートは、日本の二代目経営者のこれからの活躍を支援するために使わせていただきます。