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ネガティブな思考を止める方法

一言でいうと

ネガティブな思考がひろがらないように一定の刺激で思考を停止させるよう癖づける

活用シーン

セルフコントロール

内容

米国ペンシルバニア州ペンデル精神センターのマックス・マステロンによる研究。
良くないイメージが頭に浮かぶたびにゴムバンド法(手首に巻いたゴムバンドをパチンとはじき、それを合図に思考を停止させるように癖づける)を試すように試みたところ、1週間ほどでよくない嗜好が浮かばなくなり、9か月後の再検査でもゼロのままで、しかもゴムバンドを外しても元に戻らなかった、という報告を行っています。

人も自分も操れる! 暗示大全
内藤 誼人 (著)

ふと気が付くと、良くないイメージが頭の中に広がっている。
そんなことはないでしょうか?
たとえば、友人と遊ぶ約束をしようとしたら断わられたとします。後で思い返してみて、もしかして、自分は嫌われてるんじゃないか?なんて心配を始めてしまう。

他のパターンでは、今は何の問題もないけど、なんだか将来に良くないことがおこりそうで不安とか、明日の発表で失敗しそうで怖い、とか。

一説によると、脳の嗜好は放射状に広がるそうです。ある事が思い浮かぶと、そこに関連して、連想ゲームのようにどんどん広がっていく。その広がり方の癖が、ネガティブな方向へ広がりがちな人だと、思考が始まるとどんどん不安のどん底に落とされてしまいそうです。


そういう時に効果があるというのが、ここで紹介されているゴムバンド法というもの。手首にゴムを巻いておいて、なにかよくないイメージが頭の中をぐるぐる回り始めたら、そこでパチンとゴムをはじく。その刺激を合図に「あ、そうそう。ネガティブな思考は止めよう」という事で意識して嗜好を停止する。これを何度か繰り返すうちに、ネガティブな思考癖が消えていくそうです。

たぶんやり方は、ゴムバンドでなくてもよくって、頭を掻くとか、耳を触るとか、そんなものでもいいんじゃないかと思います。大事なのは、「あ、今、自分、ネガティブループにハマってるぞ」と気づくこと。ゴムバンドという目に見えるものをつけておいて、それが目に入るたびに「ネガティブ思考してないかな?」と気づくように癖づけているのでしょう。


これ、たぶん夜寝つきが悪い人も、同じような傾向があるかもしれませんね。何かを思いだしたら、次から次へと頭の中のイメージに夢中になってしまう。そういう時に「あ、イメージの世界に溺れてるぞ」と自分で気づくとそれを一瞬で求めることができます。つまり、自分の状態を客観的に把握する、ってことが大事なんじゃないかと思っています。

ゴムバンド法、ネガティブなイメージが広がりがちな方は、一度試してみてはいかがでしょうか?(くれぐれも、締めすぎにはご注意ください)


こんな本を書いてます。良かったら是非(^^)/

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