笑顔を作れば楽しくなる
一言でいうと
楽しいふりをすれば楽しくなる
活用シーン
自己啓発
内容
大学生に鉛筆を加えたままマンガを読み、面白さの度合いを評価してもらった。
横向きの鉛筆をくわえたグループ(自然と顔が笑顔になる)は、たて向きで鉛筆をくわえたグループ(自然としかめっ面になる)よりマンガを面白いと感じた。
別の実験では、オーディオ装置の音質チェックと称して、被験者にヘッドホンでメッセージを聞くよう指示した。音のゆがみを調べるために、聴きながら頭を何度も動かすよう指示があった。
被験者の半数は頭を上下に、残り半数は左右に振る。
この条件でラジオ論説番組を聞いてもらったところ、上下すなわち頷く動作をしたグループは論説に賛成し、左右すなわち否定の動作をしたグループは反対した。
『ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン (著)
私達は、楽しいことがあるから笑い、
悲しいことがあるから泣く、
と考えがちです。
それは間違いではないのかもしれませんが、
逆もあるようです。
笑うから楽しいし、
泣くから悲しい。
もうすこし抽象度を上げていくと、
幸せだな、と感じるから幸せ、とも言えます。
幸せだな、と感じると、脳内に幸せホルモンが分泌されます。
これは何もなかろうが、幸せなことがおころうが、
同じ反応をしています。
とすると、世の中で遭遇する出来事は、きっかけに過ぎないのかもしれません。
悲しいできごとや、楽しいできごとも、
儲かったとか、損したということも、
いい経験ができたとか、できなかったとかいうことも、
全てきっかけに過ぎない。
幸せは私達の脳内にのみ存在するのかもしれません。
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