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要約 弁証法の理論と歴史 三木清

弁証法の理論と歴史 (三木清 全集19巻 岩波書店(1968))

この論文はパンフレットのような紹介論文。15ページの。
主に弁証法の歴史を哲学史を介して説明した物。

ゼノン、パルメニデス、ヘラクレイトスを介して、プラトン、アリストテレス等からヘーゲルを介してマルクスに至る道のりを言っている。

弁証法とは思考を段階的に思考を行い止揚していくもので、植物に例えると、芽が出て、葉をつける。苗となり、種の段階は否定されて伸びることになる事を言う。(ヘーゲルは葉と実と花の例で言っている)

わかる範囲で。(書き流し)
プラトンの例を言うとプラトンの弁証法は概念構成と概念区分を言うらしい。他に、アリストテレスはエレアのゼノンを弁証法の創始者にしている。おそらく、論理上の矛盾律、同一の事柄にて、相矛盾する二つの立言は同時に成立しないと言う、論法の原理に裏打ちされているからかもしれない。
カントの弁証法は先験的仮象の理論(悟性の認識は制約者の範囲にとどまっている)であるという。

フィヒテやシェリングはヘーゲルの理論上での敵の様だ。

以上、大まかにかいてみた。
批評はお手柔らかに願いたい。

#かなえたい夢

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