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『自分を知る』~男らしさ・女らしさへの決めつけ~

皆さん、こんにちは。

毎日、秋晴れで気持ちいいですね。この心地よさが、心にも起こると、なおイイですね。

今回は、男性とは・女性とは「こういうものだ」という決めつけが、いかに勘違いだったか。についてお話したいと思います。


この自分の中だけで決めつけている【クセ】に気づけると、かなり自由になれます。

なぜなら、自分で勝手に決めつけてるから、自らをしばりつけ、頑張っていた事に気づけるからです。その呪縛から解放されるのです。

この勘違いの威力はすさまじいのです。

例えば私は『女性というものは、料理が出来ないと結婚できない』と思い込んでいました。

それこそが、結婚できるための必須条件だと思い込んでいました。

なのに私は、料理が下手でしたので、料理教室に通ったり、料理本を何冊も購入し、チャレンジしてきました。

ですが、下手なのです。



「料理は下手」と自分を認めると「結婚は出来ない」という死刑判決を下されるのに等しいものになっていました。

ですから、なかなか認める事が出来ませんでした。

コンプレックスのあまり、

「いや、出来たぞ。意外にいけるかも。いや、上手じゃないか。おー。私は、もう良妻賢母になってるわ!」


と飛躍していきました。現実逃避がはなはだしい自分だったのです。


実際に、お付き合いしていた方からも「カピバラちゃんは、料理が上手だね。」と言われてきたので、このワナに、まんまとはまりました。

この地球は、たくさんのワナがいっぱいです。

自分を知らないと、あとから事実を見せられる出来事が来て、大ごとしますので、ご用心を。



私は、勘違いの王でしたので、とにかく都合よくとらえ、それが本当の事だと思い込む力が凄かったのです。

『料理上手な私』という勘違いは、ほどなくして仕上がりました。


ですが、事実は突如、バラされます。


恩師と出逢い、その爽やかさに、惹きつけられた私は、当初は色キチガイのクセを全開していました。


恩師には「女性らしい素敵な女性だ」と思っていただきたかったのです。

料理上手は、イイ女の必須条件だと思い込んでいましたから、料理が下手だという事実はバレてはならないのです。


料理が下手だと思われたら、私には「お前は、もう死んでいる」という北斗の拳のケンシロウから言われるような宣告と同じだったです。


すると、恩師が、当時、一緒に自分を知る事を学んでいた妹に「カピバラちゃんは、料理はどうなんだ?」と聞くではないですか!


「おいおい、妹よ。いらんことを言うなよ。私の料理は、食べた事あるよね。まぁまぁ良かっただろ?それを言うんだぞ。」

と念じていると


「先生。姉の料理は、下手くそですよ~。

前も、なんか野菜炒めとか、スープも作ってもらったんだけど、ズルズルのベッタベタでしたからね。しかも材料がどの料理も同じ物を使うんですよ~!」


ガーーーーーーン‼😱



「お前、なんてこと言うんだ!

しかも先生にバラしやがって‼

ズルズルのベッタベタなんて、もう料理の才能ゼロだと言ってるようなもんだろうが!もうちょっと、言い方があるじゃないか!」


と、顔面蒼白になっていたのですが、妹は、面白おかしく、それを伝え続けます。


「そうか。カピバラちゃんの料理は、そんな感じなんだな。」

と、優しく笑って話される恩師を見て、


「こりゃ、もうダメだ。アウトだ。もう、どんなに言い訳したって無理だ。ズルズルのベッタベタというフレーズをくつがえす言葉なないわ。😞」


私はもう

「あ、あ、あぁ、そうですかね。いやぁ……そうですね😢」

としか返答できませんでした。


ですが、これは事実であり、恩師は当たり前に、私が料理が出来ない事を知っていました。ですから


「料理が出来ないと知るだけだろう?落ち込む事はないじゃないか。

それが事実だ。

あなたは料理は出来ない。でも、食べる事は出来るだろう?それでいいんだよ。

皆が、料理が出来たら、料理を食べさせたい人が困るだろう?食べてくれる人がいるからいいんだよ。自分を知るだけなんだよ。」


この言葉が、私を救ってくれたのです。本当に楽になりました。

料理の才能はないけれど、どんなものも美味しく感じる才能はあったのです。


そんな事から、この世が暗黙の了解で、縛られている

「男性とは・女性とはこうあるもの。こうあるべき」

というものを真に受けて、自分を縛っていただけだと気づけました。



そもそも【男はたくましく、それこそが男らしい】とか、一体、誰が言い出しのでしょうか?


【女性は弱く、つつましく、料理が出来るのが、イイ女】なんて、いつから信じ込まれてきたのでしょうか?


そもそも女性だけに言われる『良妻賢母』という人は、本当にいるのでしょうか?

私は、出逢ったことがないし、ドラマの中で登場していた『良妻賢母』が、本当にいると勘違いし、それを目指してしまいました。


【男は泣かない。強い。女性を守り、へこたれないし、怖がりもせず立ち向かう。】

なんていう男性を見たことがないのです。


実際、男性ほど、繊細でおしとやかで、ナイーブです。人の気持ちが分かる方が多く、傷つきやすいし、よく悩んでおられます。


もちろん、オラオラ系の方もいますが、そんな人に限って、非常に打たれ弱いです。

だから、腕力や恐怖を使って自分の弱さを隠しているようにしかみえません。


女性はダイナミックで、かつ厚かましく、強く、たくましい方が多いです。

ハッキリ言って、この世の事実は、「男らしさ・女らしさ」が逆なのです。


「これこそが、本来なんじゃないか?実際は、逆になってるぞ。

単純に、それぞれの理想像を、男性とはこうあるべきだ。女性とはこういうものだ。と言ってただけじゃないのか?」


これにも気づいて、私は自由になりました。


カッコよくたくましい女性を沢山、見てきました。

か弱くて、可愛らしい男性にも沢山、出会いました。


それぞれが、そのままで魅力的だったのです。


ですが、皆さん、その魅力をコンプレックスに感じ、たくましい女性なのに、ぶりっ子をして弱々しく生きていました。


か弱く、繊細な男性なのに、オラオラ系で生きていました。

どちらも似合わず、おかしかったのです。


そんな方には、私は正直に感じたものを伝えていきました。


クネクネしている女性に

「あなた、そんな玉じゃないでしょうが!『極道の女たち』の映画に出てくるような人に見えますよ。ぶりっ子してるからおかしいんですよ!」


「やっぱり?実は、そうなんです。だから、隠してました。」


「……隠れてないんですよ。」


と言うと、皆さん、驚かれ吹き出していました。そうやって目を覚まされるようです。自分に気づかれると、生き生きされだします。

ナイーブな繊細さが魅力の男性には

「それがいいんですよ~。ビクビクおどおどするのは当たり前ですから~。繊細だからこそですよ。」

と言うと、柔軟性のある方は、その自分を認め、楽になられるようです。


結局、「自分らしくある」だけでいいんだなと思う今日この頃です。

当たり前のことなのでしょうが、気づけませんでした。



自分を知る事は、どんどん自分を解放し、自由になります。


心が、今の季節のように、秋晴れになるのです。この喜びは、自分を知るたびに訪れるプレゼントです。


皆さんは、自分で決めつけた『男らしさ・女らしさ』に縛られていませんか?


あなたは、あなたのままでいいのです。

どんな自分も素晴らしい唯一無二の存在なのです。


今のあなたは、どんな自分を生きていますか?

窮屈さを感じていませんか?



自分を知るだけで、世界観が変わります。

だから、自分を知った方がいいのです。


これからも、その楽しい世界をお伝えしていきます。


それでは、今回は、この辺で。

また、お会いできる日まで。


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