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ごんすけ、東女に警鐘を鳴らすってよ。

こんにちは。
ごんすけです。

感じた危機。
まだ間に合う。
そんな話。
(/・ω・)/

ごんすけ、先日は東京女子プロレスの有明コロシアム大会を観戦。
訳があって、会場では前半戦のみの観戦でした。
試合内容はとてもよくて、ひと試合ずつ感想を書こうと思うのですが…。
その前に。
あまりネガティブな事は書きたくないのですが。
どうしても書いておきたい事があります。

〇会場で感じた違和感

会場での観戦は前半戦のみ。
第五試合までの印象は…。
試合内容の良さに比べて、あまり盛り上がっていない。
理由は明白で…。
選手の頑張りとかよりも、会場演出の問題。
その理由は…。
予算不足。
予算不足の理由は…。
観客動員。
たぶん、そんな感じ。

〇とにかく盛り上がらない会場

前半戦を会場で観て、つぶさに思ったことです。
とにかく、会場がおとなしい。
今大会は声出し解禁後では初になる、声出しOKのビッグマッチでした。
しかし、歓声が少ない。
なんか、もう。
観客が声を出すのを遠慮している感じ。
ごんすけ自身も、声出し解禁後の初観戦。
なので、声を出すのに遠慮してしまいました。
周りの声が聞こえないと、声出しにくいよね。

小さな会場であれば。
誰かの声出しが盛り上げのきっかけなる。
声を出しやすくなる。
けれど、大きな会場だと。
ちょっとや、そっとでは声を出せない。
同時多発的に歓声が起こらないと、会場が沸かない。
にも拘らず…。
そのための施策の乏しい大会でもありました。

とにかく会場演出が質素。
入場ゲートにセットは組まれず。
後ろの座席が丸見えです。
花道もありません。
選手は入場ゲートを過ぎると、観客に埋もれてしまいます。

特設の照明も設置されず、会場常設の照明を利用しています。
リングのみを照らす特設照明と違って、常設の照明は会場全体を照らします。
こうなると。
会場全体が視界に入り、散漫な空気感が生まれやすいと言われているし。
見晴らしの良い空間で自分だけが声を出していると、悪目立ちしてしまいそうな気持ちにもなってしまいます。

そして。
マッチメイクにも問題があったように思えます。
今大会はレギュラーメンバーと、ビッグマッチ常連のゲストで構成。
これ自体は悪くはないのですが。
実際の集客を考えると、もっと何か欲しかった。
特に第一試合。
盛り上げが必要な試合で、タッグパートナー対決。
声の出しやすい明るい試合と言うよりも…。
固唾を飲んで見守る、シリアスな闘い。
初っ端の試合ではないような気がします。
今大会は、シングルのタイトル戦が共にタッグパートナー対決。
意味のある試合だっただけに、もっと後半で組んで欲しかったです。

ただ、選手にも出来る事はあったはずで…。
会場を煽って積極的に盛り上げようとしていたのは…。
ゲスト参戦のラム会長と水波綾さんでした。
東女の選手たちも、もっと積極的に煽って欲しかったかな。

〇予算がない、客がいない

じゃあ、この大会。
演出的に盛り上げるために何が出来たのか。
・豪華セットを組む。
・花道を設置。
・特設の照明を設置。
・豪華ゲストを呼ぶ。
それなら盛り上がったかもしれません。
しかし、それは予算がなければできません。

予算を増やすには。
1.観客動員を増やす。
2.チケット料金を値上げする。
3.何かしらでコストカットする。

くらいでしょうか。
観客数を増やすのが一番建設的ですが…。
簡単に観客を増やせるなら苦労はありません。
チケット代を値上げして、収益を上げても…。
ファンの母数が減る可能性もあります。
コストカットの努力ならば、日々しているでしょうし。
まぁ…。
そのコストカットの矛先が、演出だったわけで…。
厳しい状況なのも必然だったのかもしれません。
それならば。
身の丈に合った会場で試合すればいいのに。

〇インフレ化する会場選び

ここ数年、東女のビッグマッチはインフレ状態でした。
TDCホール、大田区総合体育館、両国国技館、有明コロシアム。
すでに、去年の国技館でも空席が目立っていました。
客席を100%使用するフル仕様ではなく、制限されたソーシャルディスタンス仕様で。
それなのになぜ、有明コロシアムでビッグマッチを開いたのか。
ごんすけの完全な憶測ですが、東女は旗揚げ15周年くらいに東京ドーム大会を行う腹積もりなのではないでしょうか。
ならば、ちょっと無理めな会場選びも合点がいきます。
きっと。
来年は武道館。
再来年は横浜アリーナ。
その次は、さいたまスーパーアリーナ。
順を追って会場規模を拡大させて。
最後は東京ドームへ…みたいな。
もしかすると。
このタイミングで、有明コロシアムに辿り着いたのは東京ドームから逆算した結果なのではないでしょうか。

〇メディアとギャンブル、拡大と破綻

しかし、東女がこれ以上の規模でのビッグマッチを行うのは、ちょっと無謀に思えます。
会場の規模がファンの総数を超えています。
それだと、ファン以外の観客を呼び込めなければ、必然的に空席が目立ちます。
そもそもですが。
これと言ったメディアでの露出のない東女に、ファン以外の観客を呼び込む施策はあるのか。
甚だ疑問です。
それでもビッグマッチに拘るのは、愛のある会場選びには思えません。

ただし。
メディアの露出を試みるのも、危険と隣り合わせです。
地上波などでの露出は、今までのファンとは違うライトユーザーの獲得に有効ですが。
多額の費用が必要なうえに、打ち切られた際の揺り戻しが大きくて。
そうなると、一気にオワコン感を醸し出してしまいます。

かつて、全日本プロレスや、プロレスリングNOAHは地上波が打ち切られた後に大幅な団体規模の縮小を図りました。
ハッスルに至っては、地上波打ち切り後はCS放送で耐え凌ぐも、突然の消滅。
一度でも広げてしまった風呂敷は、簡単には畳めません。
その先には、大出血のリストラが待っています。

〇これからの東女を考察

これからの東京女子プロレスはどうなってしまうのか。
暗い話ばかりではない気がします。
理由は、選手のレベルの高さ。
安易に観客を盛り上げられる危険な技に頼らない、基礎力の高い選手が多いです。

危険な技は簡単に観客を引き付けることが出来ます。
特に女子選手は身体の柔軟性が高いので、危険な技でも受け身が取れてしまいます。
ただし。
危険な技は受け損ねると、大怪我や、それ以上の事故が起こってしまっています。
過去に何度も悲しい事故が起こってきました。
選手は消耗品ではありません。
その選手の代わりなんていないんです。
東女では事故につながるような危険な技は使いません。
だから、選手は長期でキャリアプランが組めます。
これは東女の大きな強みです。

そして、その基礎力は海外での評価に繋がっています。
東女の選手は海外での評価も高く、オファーも多い。
アメリカ、イギリス、メキシコ…。
WWEに次ぐメジャー団体AEWでも坂崎さんや伊藤ちゃんを中心に、東女の選手が活躍しています。
だから…。
なにも無理やりビッグマッチを開かなくても。
海外向けの配信を拡充した方が、令和の時代には合っている気が…。

ただ。
東女も選手数が増えました。
国内団体の中でも所属選手数は、かなり多い方。
こうなると、ブランド分けも視野に入ります。
過去には、WWEしかり、DDTしかり、闘龍門しかり…。
数え上げたらキリがないくらいの例があります。
とは言え。
それも簡単ではありません。
ブランド分けの成否は、選手よりもスタッフの分配が重要と聞いたことがあります。
今のサイバーファイトに人員の余裕があれば、ブランド分けも可能でしょうが。
願わくば、苦しくなっても選手のリストラと言う形にはなりませんように。

最後に。
長期海外遠征に行く山下さん。
7月に帰国予定ですが、去就は決まっていません。
おそらく、7月に帰国するのはビザの都合でしょう。
継続オファーがあれば、すぐさま渡米するでしょうし、そのまま海外移籍の可能性だってある。
DDTからAEWに移籍した竹下幸之助選手の例もあるし。
この先。
山下さんが、どんな選択をするのか。
今はわかりません。
それでも、応援する気持ちに変わりはありません。
これに関しては、試合の感想の時にじっくり書きます。

〇まとめ

ちょっと心配になってしまう有明コロシアムでしたが。
試合内容は、どれもめっちゃよかった!
もうね。
それぞれの良さが輝いていたし。
この日が今までで一番の輝きだった選手もいたりで。
とにかく凄かった。
メインイベントは…泣いた。
引退試合ではない試合で、試合中に。
こんなの…。
初めて…。
自分でも、ビックリ。
試合内容だけで言えば、指折りの当たり興行だったので…。
演出が良ければ、もっと…。
まぁ。
明日から、ちょこちょこと。
感想書きます!
(=゚ω゚)ノ

最後まで読んでくれてありがとうございます。
では、また。



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