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スキー場の思い出

皆さん高い所は好きですか?

私は無理です


ちなみにVRでも怖いです



わたしの学生時代の友人は「スキーなんてリア充のいくもんでしょ?」なんて少し捻くれた人が多かったのですが┐(´д`)┌ヤレヤレ

それでも一度火がついたら「ゲームだろうがスポーツだろうが関係無しに全力」

だったんですよね

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なので、話す機会が永遠に無かったスキー場の思い出を話したいと思います。
(ちなみに話す機会が無かったシリーズはたくさんあります)

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スキーに初めて連れて行ってもらったのは子供の頃で、あの独特の靴に戸惑い歩く事もできずに、両親と雪遊びをして「帰るかぁ」と早めに切り上げた記憶があります。

それから学生時代の校外学習でスキーのいろはを教わったきり、縁のないものとなっていました。

上中下のクラス分けでは中くらいで、たしなみ程度にはできていました。

そしてスキー板をハの字してブレーキができる事だけ覚えていました。

もっと憶えているのはリフトが怖いという事

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それは初めての会社内のグループ旅行での事。

昼休み中、軽い気持ちで
「スノボーやった事ないんですよ。行ってみたいですねー」

こんな事を話をしていたら

先輩A「俺もやった事ないんよなぁ」
同僚C「〇〇君スキー行ったことないの?」
同僚B「私も無いです」
上司A「え、ホントに?今度行く?」
他の先輩たち(猛者)「いくいくー!」

どうぞどうぞが無い世界


本音を言うとかなり嬉しかったです。

当時は「スノボ🏂できたらかっこいいだろうなぁ…」と軽い気持ちだったのですけど参加者が増えすぎな事と「学生時代にスキーいきました」と言葉が足りてなかったのが敗因でした

毎年スキーに行く猛者からは「スキーできればスノボもいけるって!ははは!」と言われました。

あとにひけねぇ…Σ(´∀`;)

やるしかない。

私のゲーマー魂に火がつき、あの時のゼータガンダムのように学生時代の仲間の思いと共にスキー場へ向かいました

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スキー場までは先輩猛者Aと二人きりで車で向かい、道中では恐怖映像を流されキャーキャー言ってるうちに道が雪景色に。

「今日のためにタイヤに滑らないやつつけたんだよー。みてみて!ほらー!」

※スタッドレスとスプレータイプの組み合わせ?のようでした

その人は車を複数所有し常日頃から車を自分でカスタマイズし運転のプロでした。

(滑らない事を証明してくれたのは分かったので、だからって吹雪いている山道の登り坂を蛇行しなくてもいいよね?!)

私も車の運転には自信がありますがこの人には勝てる気がしません。

それでも火がついた私には「スリルドライブ」と同じくらいに楽しめました。※当時ゲームセンターにあったゲームです。今もあるかな🤔

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それから。

全員スキー場へ到着

同僚C「〇〇君…本当にスノボーにするの?初心者はスキーだけど大丈夫?」

私「大丈夫、今日はスノボ!

同僚B「私もスノボにします」

猛者達「やる気が凄いねぇ!いいねぇ!」

もう止まりません

絶対スノボで滑れる所を見せて驚かせる


頭の中はこれでいっぱいでした。

何故なら

初心者には難しいと会社で散々言われていたので、ひと泡吹かせたかったのです

アニメ化したら私の体はピンク色に光って友人の面影が(以下略)

ちなみに同僚Bは運動神経抜群の女の子で全員その子の方が滑れると会社内で話題になっていました。

ゲームでスキーが出来るなら俺にもできる

最低限の操作を覚えればスノボも可能


最低限の操作、つまりブレーキさえ覚えれば大丈夫なはず

これまでのゲームでの経験を活かして、いざゲレンデへ

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リフトでの出来事

先輩Aもスノボ初心者で一緒にリフトに乗ることに

私「これどうやってリフト乗るんですか?」

先輩A「猛者Aさんが片足に板つけてても大丈夫って言ってたよ。ほら前の人みてみ〜」

私「あ、ホントだ」

先輩A「でも板、持っててもいいみたいだよ」

正解がわからないです

リフトの前まで係の人に誘導してもらい、背面にリフトがきてそのまま着席。

リフトオフ!

私「実は高いところ苦手なんですよね…」
先輩A「えぇ?!意外だなぁー。風も落ち着いたし大丈夫だよ。多分」
私「あー、でも景色綺麗ですねー」

なんて言ってるのも今のうちで

猛者達はいち早く上級コースに行き、初心者は麓の優しいコースから開始でした。

本当に景色は綺麗で、吹雪いたあとだったのでダイヤモンドダストがキラキラ。

winter againが脳内再生されていましたが、スキー場ではJupiter、さくらんぼなどキラキラ✨していましたね…うん…。

音楽効果もあり本当に静かで自然と一体になる気持ちになりました😌

それから。

先輩A「あ、リフト止まった」
私「あ、本当ですね」

先輩A「〇〇君、下見てみ」
私「〇〇さん、言われなくても分かります」

頂上付近で何度も止まるリフト、透き通る景色。
多分、3階か4階ぐらいの高さはありました。

そっと目を閉じJupiterと交信し胸に手を当てました。

もう半分ぐらい仲間の魂も飽きて飯食って風呂入って寝ています

先輩A「降りる時は片足だけど、どうするんやろなぁ」
私「滑るのですか?」
先輩A「そうやろなぁ」

そうやろなぁ…

いま思うとどうして猛者と初心者で分けたんだよ


リフト降りる時に盛大に二人でズッコケました。

猛者達はわかっていたようでリフト前でカメラ📹を片手に笑っていました

先輩A「ごめんなぁ〇〇君、まさか追突してくるとは思わなかった」
同僚C「盛大だったよ笑」
同僚B「笑」
私「🔥」

※本当に気をつけて下さい

もうリフトには乗ることは無いでしょう


そして決戦の舞台へ

猛者A「先に同僚Bきたけど、やっぱり立てなかったなぁ~」
猛者達「最初は立てたら上出来さー!もっかい滑ってくる」

私「え、マジですか?」
同僚C「やっぱスノボ難しいみたいだね」

立てたら凄いらしい

私「先輩、ブレーキどうやるんですか?」
猛者A「スキーは八の字だけど、スノボーはエッジのかかとの方に体重かけるんだよ」
私「なるほど~」

分かってません

転んでいる同僚Bの位置(5mぐらい)を目標に。
心の中では滑り降りる事を目標に、これまでのゲーム人生をかけた瞬間でもあります。

私は肩を抱えてもらいつつ出陣

私「勝手に滑るんですけど!」
猛者A「おー!○○滑れるじゃん!」

私「わー!本当だ!」
猛者A「じゃ、手離すよ

私「はい?!」

飴とムチってやつですか🤔

そのままボードを縦に滑らせてしまいスピードアップしていくのが怖くて、

咄嗟にブレーキを思い出してかかとに力を入れたらまた盛大にずっこけ

※急ブレーキは危険です

安全機能で片足がボードから外れて雪の上で大の字になって寝転んでいました。

猛者A「○○凄いじゃん!すぐに立てたし、上達の見込みあるよ!」
先輩A「○○君すごいなぁ。立てるだけも凄いと思うよぉ」
私「あざーす!!」

同僚C「Bさんよりも滑れてたよ。何かスポーツやってたの?」
私「卓球」

猛者は教えるのがうまい

今思えば猛者は本当に教えるのが上手というか話に乗せるのが上手です

そして来る前からの「一泡吹かせてやる!」といった気分はどこかえ消えました

それはゲームを楽しむ仲間たちと遊んでいる時のように。

運動神経抜群の同僚Bは尻餅をつきながら私のところにきて

同僚B「○○さん、凄いですね。私は立つのも精一杯ですよ!」
私「自分でも分からない…」

先程も書きましたが雪山って静かなのですよね。
新たな成功体験と静かな景色に見とれてぼーっと目の前を眺めて勝ち誇ったような雰囲気を醸し出していたら、

バンッ!と顔面に大きな雪玉を投げられました


その後も雪を投げつけられ、とある猛者は「青春だなぁ」とボヤきそのまま滑っていきました。

その後も同僚Bは尻餅が続き、私はゆるいS字を滑れるようになりました。

しかしそれ以上の上達はなく、その後も何回かスキー場へ行き、すぐに同僚Bに負けてしまいます😌(理屈は分かっても体が動かないですね)


それから社内では同僚CBに賭けた人達の嘆きが聞こえ、牽引してくれた猛者達からは「次は上級に行こう!行けるって!」と底の見えない力を振りかざし「ノーセンキュー」と私は断りました。

だって高い所はこわいから

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