聴くということ。
初めまして、かさねと申します。
現在、心理占星家として学びと活動を始めており、今回はNoteに手を出してみています。自分自身、色々な事が動き出していることを感じています。
今回は自分の事を書いていってみます。
高校生のあたりから、30年近く、ひきこもりをしています。その原因は親でした。
結婚していない父方の叔母が家に時々出入りしていたのですが、母親とは仲が悪く、お互いをひどく嫌い合っていました。母のことを「人間ではない」と子供の自分に話していました。そんな事を子供に伝えてはいけないのだという事を今はわかりますが、当時はできるはずもなく混乱しているだけでした。親同士が互いをけなし合い、
「私は誰をあてにして、どちらに味方すればいいのだろう?」
そんな事を子供ながらに考えていました。
この叔母は、人の事を人間ではないと言いながら、人の部屋を勝手に探り回るような奴で、母はこの叔母が来ると隣の部屋で死んだようにずっと横になっていました。子供心にそれは恐ろい、目に入れたくない光景でした。
子供の私はそれが嫌で、ある時「この家に来るな!」と、この叔母に伝えました。母親を守ろうとしていたのですね。ですが、叔母は父親にその事を告げ口し(父は、その叔母と一緒に母親を罵っているような人だった)、私は怒られたのだと思います。このあたりのことは記憶がなくなっていて思い出せなくなってます。
自分の大切な思いを聞き届けられず、親から学ぶ信頼や愛情を得られずに育っていくことになりました。人との関わり方がわからず、学校でも孤立するようになり、ひきこもることになっていきました。
そして、20代の頃にカウンセリング施設を紹介され、そこに通うことになります。そこで恩人であるカウンセラーと出会うことになります。ここでは、ひきこもっている当人ではなく、親に対してのカウンセリングを重要視するという姿勢を取っていました。当人へのカウンセリングは一時的な効果はあるのですが、ある程度時が経つと、ぶり返しが来ることがわかってきたからです。原因を与えたのが親であるなら、その親を学ばせ、成長させ変えてしまうというものです。
父親は20歳の頃に亡くなってしまったので、私は母親をこのカウンセリング施設に通わせ、カウンセリングや親の講座で学ばせました。
「死んだように寝ていた情けない母親のままでいるな!子供を守れるような親になれ!」
という思いです。
また、子供の話を聴くということを母親に学ばせました。聞くとの違いは心の奥の声を聴くということです。
例えば、40代近くなった頃、人気の少ない道を散歩していた時、結婚もしておらず、仕事もしていない、友人もいないと考え込み、なんて惨めな人生だと、情けなく恐ろしく、悲しくなり、歩きながらワンワンと泣き出したことが事があります(ちなみに自分、男性です( ´∀`)/ )。そしたら前方から自転車に乗った人が近づいてきて恥ずかしかったので無理やり泣き止んだんです。「クソッ!邪魔だ!」と思いながら仕方なく。そのことをカウンセラーに話したら、
「泣かせろってねっ!」
という言葉が返ってきました。ああ、これが聴くということなんだと思ったんです。今でもしっかり覚えています。
私はこの聴くということを大切にしていきたいと思っています。
そんなこんなで今に至っています。省略して書いていませんが多くの修羅場がありました。社会や人間関係と断絶していたので当然です。おぞましい苦しさでした。
現在の母親はまあまあな感じです。バッチリではないのですが、なかなかやるじゃないかと思わせる時が時々あります。親に取り組んできて良かったと思っています。
この特殊な経験を活かせればと思い活動しています。ではでは。 ٩( 'ω' )و
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