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石の日本刀アート

先日刀装具を探しに銀座にある「盛光堂」さんを訪ねた帰りに、せっかくなので近くにあるGINZA SIXへ寄ってみる事に。

盛光堂さんは「日本刀の美」というYoutubeチャンネルをされているお店でもあり、
日本刀の名店の内の1つです。
隣が警察署なので恐らく日本で一番治安の良い刀剣店ではないでしょうか。


個人的にGINZA SIXといえば6Fにある蔦屋書店さん。
ここでは無鑑査刀匠である河内國平さんとその一門の方の刀が販売されているほか、アクセサリーや刀剣本(古書含む)、根付なども販売されており、私もお気に入りの場所の1つです。
近くにスタバがあり休めるのも良いです。

この写真は2020年時のものなので、今は展示品は変わっています。
鐔の小物入れの根付とのこと。
鐔の上部にヒンジらしきものが見えますが、上に開くのでしょうか。とても素敵ですね!


いつものようにここで本を探していると「日本軍装図鑑 著:笹間良彦」という甲冑などの造りや使われ方について時代毎にまとまった本を発見。
刀や刀装具は確実に甲冑と深い繋がりがあるはずなので、それらの知見が拡がるともっと面白そうに感じ買う事に。

イラストで分かりやすくまとまっています。
出典:「日本軍装図鑑 上 著:笹間良彦」より


と、ここからが今回の本題なのですが、レジで以下のポストカードを発見。
日本刀の形をしていたのでつい反応してしまいました。

作者は浅香弘能さんという方で、どうやら大理石で日本刀と髑髏、水墨画などを組みわせたアート作品を作られている方のようです。

浅香弘能さんのサイトを調べてみるとありました。

(画像出典:Hiroyoshi ASAKA
(画像出典:Hiroyoshi ASAKA)
(画像出典:Hiroyoshi ASAKA)
(画像出典:Hiroyoshi ASAKA)
(画像出典:Hiroyoshi ASAKA)
(画像出典:Hiroyoshi ASAKA
(画像出典:Hiroyoshi ASAKA

想像以上に独創的でパンクで、詫び好きの私にとっては真逆の世界で琴線に触れるかと言えば全く触れないのですが、自分自身が興味を引かれない分野というのは裏を返せば自分の知らない世界であり、自分が出来ない発想や視点など新しい事に気付かせてくれる要素が多いという事でもあります。
そうした意味でも一度見てみたい展示です。
私は日本刀の展示ケース作りをしていますが、以下などの作品は「刀を飾る」という視点においては広く捉えればある意味共通している所もあります。

(画像出典:Hiroyoshi ASAKA
(画像出典:Hiroyoshi ASAKA

日本刀の文化や伝統を大切にしつつ、より多くの人に日本刀の美術品としての美しさを伝えていく方法を模索していく事がこれから愛刀家人口を増やしていく上でも大事になると考えています。

という事で「浅香弘能 作品展 KABUKIMON」は来週9/30~10/13までGINZA SIX蔦屋書店にて行われるとの事です。
興味ある方は是非行かれてみてはいかがでしょうか!


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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。


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