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コンテンツの未来

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マーケティングセンスを感じる人

ツイッターでも少し言及したのだが、ブラウブリッツ秋田の下澤悠太選手のnoteがとても面白かったので紹介したい。 まず1本目は、若年層を中心にサッカーのような長時間を要するコンテンツが見られなくなっているという話をフックに、どうやったら「ながら」ができないサッカーを観てもらえるのだろうか?という話。 この中で下澤選手は、サッカーは映画館で観る映画と違ってスマホの電源を切ることができないところを難点に挙げているのだが、実は私もこの点について以前サッカー好きな知人に「いまどきな

サッカーを文化にするためには"過処分精神"を奪えるかどうかが鍵。

前回の記事。 前回のおさらいをすると、 「選手として0距離で人と関わることで サッカーへの興味、観客動員数の向上、 引退した後も応援してくれるファンに なってくれる可能性がもって大事そうだから 意識しなきゃ!!」 みたいなことを書いてみました。 そして今回が とにかく長かった記事の最終回でございます。 #長ければ長いほど読んでもらえないことを知っていながら短くできない男 「これまでの話の補足と全体のまとめ」 みたいな感じです! では早速! テイカーではなくギバー

これがSNSマーケティングの「真髄」。SNS運用が上手い企業アカウントを解説します

デジタルマーケティング施策の一環として、SNSマーケティングを実施する企業が増えてきました。昨今のトレンドといえば「バズ」です。インフルエンサーを起用したり、企業同士がコラボしたり、話題をつくって拡散を狙う事例が散見されます。 しかし「バズ」は、SNSマーケティングの本質的な施策ではありません。なぜなら、どれだけコンテンツが拡散され、PVが伸びたところで、企業商品(=ブランド)にファンが付くとは限らないからです。 バズはあくまで「イチ施策」であり、定常運用こそが、SNSマ

その机上の空論、東京「以外」でも実現しますか?

こんばんは、塩谷です。 日本に帰国中はもっぱら、執筆業と並行して経営者やアーティストの方々のコンサルタントをやらせてもらってます。 「近い将来、これが流行るであろうから旗を振るべし」 「御社はこの軸を大切にすべし」 「この方向性でいけば良いに違いない」 ……という、まぁ机上の空論で飯を食っている訳です。占い師みたいだな…。 私は拠点を半分NY、半分は地元・大阪の千里ニュータウンに置いていますが、NYは本当に流行り廃りのスピードがえげつない大都市です。トレンドを作りたい

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「傷つきたくない文化圏」について。

こんにちは、ハヤカワ五味です。 今週の半ば、インターン時代の先輩に「某大手メーカーで若者について話してくれない?」と言われたので、何を話すのか考えていたのですが、簡単そうに見えてめちゃ難しいテーマなんですよね。 なぜなら、私は東京でガシガシ働いてるガールなので、年収的にも同世代のトップ1%には入るだろうし(というか統計を見ている限り入っている)、私が私の知っている範囲で話したらその1%の限定的な話しかできないわけです。 女性とか若者とかの肩書きがあると「女性らしい企画を

ソニー・ミュージックという会社

官報ブログさんがソニー・ミュージックの決算についてすごいPLだと書いておられるのはなぜかという質問をask.fmの方で頂戴したので、少し思うところを書いてみたいと思います。 ソニー・ミュージック(以下SMEJ)は昔上場していて(コード番号7930、1991年11月上場、1999年12月ソニーとの株式交換で上場廃止)、東証2部で最大の調達額だったとか、東証2部で最大の時価総額だったとか、SCE(現SIE)を持分連結していたことでほぼプレステ株だったとか、私のバイサイド時代にし

私がSNS担当者なら、ストーリーズの「親しい友達機能」をこう使う!

新年から始まった新企画「女性消費者と企業マーケターをつなぐ、通訳マガジン」! たくさんのシェア、ありがとうございます。 書きたいこといろいろあるのですが、初回はインスタグラムの「ストーリーズ」、中でも「親しい友達機能」について考察していこうと思います。 親しい友達機能とは?インスタグラムのストーリーズ機能で、投稿するときに公開範囲を選ぶことができるオプションのこと。「親しい友達リスト」を作成し(複数作成は不可)、公開時にリストを選ぶことで、その人たちしか見られないストーリ

僕らが売っているのはファッションじゃない。

反省!先日書いたnoteに続けて書きます。 去年アップセルを狙って、イベントしまくったり、オンラインストア開発頑張ったり、クラウドファンディングを引き続き頑張ったりしていたのですが、、、 うまくいかない。 圧倒的にうまくいかない。 僕らのことを知っている人は圧倒的に多くなっているはずなのに。 そして、やっていることも多くなっているはずなのに。 アップセルを狙っているのに、全然上がっていかない。 今までより圧倒的に売り上げを目指して活動していたのですが… (もちろん精度も

僕には”the times they are a-changin'”が聴こえる。

Appleの”think different”という有名なキャンペーン。 ボブディラン ピカソ ダライ・ラマ アインシュタイン モハメドアリ アンディウォーホール エジソン ジョンレノン&ヨーコ (写真はウェブから拝借しました。。。) 彼らのポートレートに “think different ”のコピーだけ。 そして彼らはapple信者でもなければapple製品のユーザーでもないはずだ。(すくなくとも公言はしてない) でも、これを見るとAppleが思い浮かべるユーザー像

ライブ配信アプリはこんなに伸びている!「17 Live」に見るライブ配信市場のトレンドと急成長の背景

新着記事を(無料で)LINEへお届けします。以下のリンクからLINEで友達登録してください。 https://line.me/R/ti/p/%40pap3801g ---------------------------- 今日は、日本で17 Liveとして知られる、M17 Entertainmentという台湾の会社について書いてみたいと思います。 この会社は先日、NASDAQへの上場が承認されましたが、上場の鐘を鳴らした当日に予定していた株式の売出しが未達に終わり、上場

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