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【エッセイ】私の美術館の味わい方。

それぞれの味わい方があってもイイんじゃないでしょうか。

わたしの味わい方はこんな感じです。
1.展示企画を調べず出たとこ感を味わう
2.美術館の外観そのものも味わう。
3.作品を鑑賞する際は遠近で味わう。

今回、埼玉県「川越市立美術館」にふらりと。
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/

1.出たとこ感を味わう。


まず最初に、「いきなりステーキ!」の如く、
メインディッシュからガブリ!
とはいかないです。
即、入口に行かず、
その美術館の外回りで告知している
ポスターや看板をチェック。
そこから“真っサラな”自身の
インスピレーションを感じます。

美術館外回りの開催告知

今回の出たとこ味わい感は、
「うっ、杉浦非水?知らない・・・」
「戦争疎開資料?戦争ものか・・・」
「このメインフォント、結構好きだなぁ~」
「大切なものというぐらいなので期待大。」
「この代表作品、モダンでいいじゃん!」
「このイメージ戦争もの感はないんだけど。」

2.外観そのものも味わう。


美術館の建物は、非日常感のたたずまい。
日常的な建売建築とは異なり、
そのものがアートな建築物です。
相当なコストと時間をかけて作られたもの。
コンセプト、デザイン、材料、周辺との調和 等々
その地域の自慢のランドマーク的存在。
そこからも“真っサラな”自身の
インスピレーションを感じます。

川越市立美術館 外観

今回の外観そのものの味わい感は、
「リアル版 妖怪ぬりかべ。(圧巻!)」
「小江戸の風情ある川越にマッチ!」
「蔵造り風な“屋根瓦”と“白壁”が美しい~」
「外観シンプル感、展示アート引き立てる。」

3.作品は遠近で味わう。


作品ひとつひとつ、
真正面で、遠くから近くへズームイン。
まず距離をおいて俯瞰して、
構図と色彩バランスを味わいます。
近づくことが許される範囲まで
前に進みディテールも味わいます。
特に、私自身もイラストを描くことが
好きなので、その作品の細かな描写や
線の曲線具合なんかは、凄く気になります。
またとても描き方の参考になりますね。
それらの遠近で、
『一粒で二度おいしい』を堪能します。

※館内での作品撮影禁止につき、
以下パンフ画像でごめんなさい。

配布されたパンフレット(表)
配布されたパンフレット(裏)

今回もごちそうさまでした。
モダンな杉浦非水の作品が、
とって好きになりました。

by カツなう


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