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本が光って見える現象について

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

自己啓発や読書術系の本などを読んでいると、書店に行けば読みたいと思う本が自然と光って見える(だから書店に行って本をたくさん買うべきだ)というものがある。

個人的な経験から言えば、本型の照明を除いて、本が光って見える現象に立ち会ったことはない。

もちろん、物理的に光るのではなく、これは比喩表現として本が光って見えると言っているのはわかるけれども、何というか、一瞬でこの本は絶対に買うべきだって思うことってあまりない。

それは本に愛がないのだろうか。読書会で勧められる本ばかり読んでいるから、感覚が鈍っているのだろうか。

書店や古本市に行って、数ある本の中からこの1冊を手に取ったというのは、ある意味その本が光って見えたからとも言えなくもないが、それだって、一巡している間に何十冊か紐解いてみて、ようやくって感じである。

その本が必要だと思うのは、確かにその時分において、自分に必要だと思うから、読みたいと思ったからというのは前提にあるものの、それが光って見えるとは言い難い。

また、これも個人的な捉え方になるが、「光って見える」ことが「後光が差す」のような印象を覚える。神々しいというか、思わず拝みたくなるようなものというか。

でもそういう感情を本から受け取れないのは、やはり本に対する信仰、いわば愛がないのだろうか? でも本は読むのよ。おそらく人並み以上には。

それにネットで本を買っているならまだしも(それが光って見えるのは、ディスプレイが明るいだけかも)、書店や古本屋さんへわざわざ出向いてまで選書するタイプ。

この本を読むべきだなぁ、読みたいなぁっていう感覚を、総じて「光って見える」と言うのであれば、読みたい本が多すぎて、平均的な照度が高すぎるのかもしれないという前向き思考。

別に光って見えなくても、大抵の本は買った時の状況を思い出せる。要は買った時に印象深い本ってのが、まるで「光って見えた」本なだけなのかもしれない。

結論、本型の照明とかもおしゃれでいいなって話(笑)。置く場所はないけれども。それではまた次回!

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