「おねえちゃんなんてイヤや！損や！」

我が家は、６歳違いの２人姉弟。
年は離れていても、姉弟ゲンカはやっぱりあります。

なかなか口で言ってもきかない弟に腹を立てて
ケンカになると自分の方がきつく怒られる。

弟のお世話で手を離せないとき、
あれ持ってきてとか、これやってとか言われるのも納得がいかない。

理不尽に思うことばかりで、
「うわーーん、なんで私ばっかり！」とスネてしまうことも。

あぁ、よくわかる。
わたしも小さいころ、そうだったなぁ。

わたしは４人姉弟の一番上で、弟が３人。

長男次男は、ギャーギャーと元気に遊び、
三男は年が離れていたので、母がつきっきり。

わたしは弟たちが元気すぎて誰かに迷惑がかからないようにとか、
散らからないようにとか、
ひとまわり違う三男の爪を切ったりお風呂を入れてたりした。

子どもなりに気を遣っていたと思う。
（三男は、ただただかわいかったけど）

当時はあたりまえにやっていたけど、
弟たちって自由でいいなぁとか、
構われていいなぁって心の片隅ではうらやましいと思ってた。

だけど、
いまはその環境に感謝をしてる。

おとなになって、
三男が結婚式のときにメッセージをくれた。

「小さい頃、遊んでくれてありがとう」

姉をやっててよかった、と思えた。
その環境だったから、いろいろな力が身についた。

責任感がある、しっかりしてると言われる。
人の向き不向きをみて、力を発揮できるところで仕事をしてもらうことが好き。

ものごとを俯瞰でみて、
客観的にどうかという視点を持てる。

小さい頃の４人姉弟の第一子のわたしは、
姉や兄がほしかった、自由でいたい、「もう！めんどくさいなぁ！」とスネていたけど、
自然と身についた力は、いまに活かせている。

そのことに気づくと、
きょうだいに、父に、母に感じていた、ちょっとした「スネ」が、感謝に変わった。

弟たち、ありがとう。
父に、母に、ありがとう。

そんなことを、あなたに伝えよう。

一人でじっくりもしたくて、弟はかわいいけどたまに腹が立って、
まだまだ甘えたいし構ってもほしい、

小さい頃のわたしにそっくりなあなたに。

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