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トークショー採録② 篠原義浩さん
シアター・イメージフォーラム トークショー
5月16日(日) 15:00~ 岡本忠成回上映後
『注文の多い料理店』演出助手:篠原義浩
聞き手:山下泰司(WOWOWプラス)
――今日は岡本忠成監督のスタッフでいらっしゃった篠原義浩さんをお招きしています。篠原さんは『注文の多い料理店』の演出助手としてクレジットされていますが、今回の岡本作品の4K修復~公開に関しても尽力していただきました。まずは岡本
『おこんじょうるり』の詞章
岡本忠成監督の『おこんじょうるり』をご覧になった方は、劇場を出たところで、思わずあの浄瑠璃を口ずさんでしまうことでしょう。「でも、ちょっと難しい歌詞がうろ覚えで……なんだっけ?」となってしまったり。
そこでこの浄瑠璃の作詞をされた東川洋子さんにお願いしまして、この詞章を教えていただきました。東川さんは、今回の上映作品の中では『サクラより愛をのせて』の作画、『虹に向って』の脚本も手掛けておられる、
川本作品、岡本作品の音の魅力
今回の川本喜八郎、岡本忠成特集上映、オリジナル・ネガからの4K修復も素晴らしい高解像度、色味に仕上がったのですが、音の方もかつてのプリント(フィルム)での上映に比べて格段にリッチなサウンドに仕上がっています。試写をご覧になった、業界の玄人筋の方からも「『おこんじょうるり』ってこんなにいい音だったのか!」「岸田今日子さんの語りがこんな音質で聴けるなんて……」「音の修復は一体どうやったの?」という声
もっとみる川本『鬼』へのトリビュート新作音楽
イギリスはブライトン(地図で見ると、ロンドンから南にまっすぐ下りて行って海にぶち当たるあたりの位置です)にある小さな音楽レーベル、ファントム・リム。こちらでは過去の映画作品(それもちょっとマニアックな)に、何人かのミュージシャンに新たな音楽を付けさせる”Imaginal Soundtracking”(架空のサントラ)という企画をスタートさせているのですが、その第2弾のテーマがなんと川本喜八郎監督
もっとみるストップモーションが楽しい理由
英国アードマン・アニメーションズの『ウォレスとグルミット』『ひつじのショーン』とか、米国LAIKAの『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』とか、あるいはフランスの『ぼくの名前はズッキーニ』とか。ストップモーション・アニメは世界中で人気です。
日本では今年に入って、テレビで『PUI PUI モルカー』も大人気になりましたし、今劇場で公開されている『JUNK HEAD』も大いに盛り上がっているようで