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【読書記録】下流老人

まもなく、日本の高齢者の9割が下流化する

そんな一文が見返しに書かれている本書は、現代日本の下流老人の実態と、私たち若者がそれになりうる可能性を示唆している。また、その対策についても紹介している。

■下流老人とは
本書の定義は、
『生活保護基準相当で暮らす高齢者および、その恐れがある高齢者』

指標
収入が著しくない
十分な貯蓄がない
頼れる人がいない

この3つが同時に起こると下流老人となることが多い。とのこと。

病気、入院で費用が嵩み、貯蓄がなくなって下流老人となる事例もあった。


また、現代の高齢者は年金だけでは最低限の暮らしをできる保証はないとのこと。
従ってこれから先の私たちが高齢者になった際の年金なんてもっぱらアテにする事はできない。

■対策
貯蓄
健康
制度理解
もしもの時プライドを捨て生活保護を利用する

■まとめ
下流老人と呼ばれる人たちは、まさか自分がそんな状況になるなんて思っていなかった人が大多数である事は衝撃的な事実。
そして時代は人生100年時代である。今の高齢者より私たちの方が高齢者として生きる期間が長くなる。
現実的には、死ぬまで、年金以外の収入を得てそこから生活費を捻出する必要があると思う。
ということは、企業からの収入は退社した途端に途切れるので、個人で財サービスを提供することが必要と理解した。
その中でAI革命、ボーダレス経済といった重要タームが来ている。
流れを読み違えて、気持ちも途切れると崖から落ちてしまうな。
脱呑気!!

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