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Mgrの自己肯定感を高めることが、組織の生産性を高める

kazooです。mentoというスタートアップで働いています。
10月に入り過ごしやすい気候になってきましたね。
個人的に果物が食べたくて仕方なくなる季節です。
既に柿、シャインマスカットなどを食べあさっています。千疋屋でフルーツの盛り合わせパフェでも食べたいですね。。涼しくなってきたし、食べ歩き散歩をはじめようかな…

さて、本日は「組織の生産性を高めるために、Mgrの自己肯定感を高めることの重要性が増しているよ」という話です。


自己肯定感とは?

改めて「自己肯定感」とはなんでしょうか?
自己肯定感とは「ありのままの自分に対して肯定的な評価を抱いている感覚」です。他者と比較せず、今の自分を尊重できること、と言えます。

自己肯定感よく混同される言葉に「自己効力感」や「自己有用感」があります。それぞれ以下のような意味です。

  • 自己効力感:目標を達成するための能力を備えていると思える感覚

  • 自己有用感:自身が誰かの役に立っているという感覚

似てるようで結構違いますよね。ただ、言葉の響きが似ているからか適切に使い分けられている人はあまりいないように思います。

自己肯定感は万人にとって重要な要素

さて、「冒頭に自己肯定感の重要性が増してきている」と書きましたが、昔は重要でなかったわけではありません。
自己肯定感が高い人は、「自分は大丈夫」「ありのままでOK」と思える人です。よって、

  • 失敗しても必要以上に落ち込むことはない

  • 積極的な行動ができる

  • 周囲を受けとめることができるようになる、違いを受け止められるようになる

以上のように、中長期的に仕事で成果を出し続けるための重要なファクターの1つでした。

近年、自己肯定感の重要性が増している

ではなぜ自己肯定感の重要性が増してきたのでしょうか?
このnoteでも触れてきましたが、VUCAの世の中となり、1人1人に自律的な判断が求められるようになってきました。自己肯定感を備えていると、以下のようなことが期待できます。

  • 答えがない中でも、暗中模索で突き進むことができること

  • 自分を持っているため、絶え間ない変化の中で、環境や周囲に流されすぎない

  • 違いを尊重できるので、多様な人材とコラボレーションすることができる

変化が大きく、先の見えない環境下で1人1人が質の高い判断をするために欠かせない要素の一つが自己肯定感だと考えます。

Mgrに自己肯定感が求められる理由

以上のように、全てのビジネスパーソンに自己肯定感は重要なのですが、特にMgrには高い自己肯定感が求められると考えます。

「コト」と「ヒト」の側面から、「”高い“自己肯定感を備えているMgr」「”低い“自己肯定感のMgr」に分けて考えたいと思います。

「コト」の側面

  • ”高い”自己肯定感:事業成長や組織をよりよくすることに目がいきやすくなる。全体最適の判断をしやすくなる

  • “低い”自己肯定感:自分の成果を認めてもらう、承認されることが大目的になってしまう。いかに自分のCanを発揮するかのみにとらわれてしまう。事業ではなく自分自身に矢印が向いている

事業軸↔︎自分軸と、意思決定の判断軸が変わってきます。

「ヒト」の側面

  • ”高い”自己肯定感:自分を棚にあげたフィードバックをメンバーにできる。メンバーの行動をより良くすることにコミットしており、伝えるべきことを伝えられる。

  • ”低い”自己肯定感:自分を否定されたくないため、メンバーにも指導ができない。耳の痛いフィードバックができない承認をすることが中心となってしまう。

※上記については、自己肯定感だけでなく、その他様々なスキルや思考力が必要であることは自明ですが、一旦わきにおいておきます

いかがでしょうか?
経営と現場の結節点となるMgrには、高い自己肯定感を備えていることが求められそうですよね。

特に、「人に優しい」組織には、自己肯定感が高いMgrが必要

ここまで、個人の自己肯定感について扱ってきましたが、「人に優しい」組織ほど、高い自己肯定感を備えたMgrが求められると思っています。

数年前から「心理的安全性」「エンゲージメント」などのワードが普及し、「人に優しくしよう」ということが重視される組織が増えてきたように思います。これ自体はとても良い兆候だと思うのですが、一歩間違えるとチームが停滞する原因となります。

どういうことかというと、自己肯定感の低いMgrの場合、メンバーへ耳の痛いフィードバックができないため、メンバーの思考・行動が適切なものに是正されなくなります。(人に厳しい組織だと、フィードバックがなくとも行動は是正される力学が働くことが多いです)

また、承認しあうことが良いというチームの雰囲気が出てくるため、否定することが難しくなってきます。例えば、「チャレンジしてるの!すごい!」とアクションが賞賛されることとなり、その成果を追求することがなくなってしまいます。(承認しあうこと自体はいいことだと思います。過剰にしないことが重要だと思います)

最終的に「それって本当だっけ?」という物事の本質を問い直す習慣が組織として薄れてきてしまいます。
過剰ないいね!は組織崩壊の導火線となるやもしれません、ご注意ください。

最後に

自己肯定感を高める方法については、専門家の方からさまざまな書籍が出ているためここでは割愛します。例えば以下の本などがおすすめです。

またコーチングを受け、自分の理解を深めることは自己肯定感の向上に寄与すると思います。

筋トレと同じく毎日の積み重ねで自己肯定感は高められると思うので、自分も含め頑張っていきたいですねー。
秋の夜長に、自分ん自身の振り返りにチャレンジしていきたいと思います。

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