見出し画像

つばなれ

元々は、落語の寄席のことばだそうです。最近知りました。

「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」…と、「つ」がつくのが9までで、10を超えると、「つ」がつかない。だから、10人以上お客さんが入れば、「つばなれ」と呼ぶそうです。

子どもの年齢で、「つばなれ」とは、10歳になることです。教育や子育ての場面で、使われることもあると聞きました。ちょうど小学4年にあたります。

「あれ、9歳の壁って聞いていたけどな。」

実は、学生時代は『教育学・教育心理学』を専攻していました。ベースばっかり弾いていたわけでは…ありません。

早速、ネットで「つばなれ」と検索してみます。どうやら、子どもの自立を促す場面や、親の子離れについて使われているようです。10歳を機に、10歳をきっかけに、子ども自身が変わろう、親も変わっていこうと。

なるほど。節目をきっかけに、変わることは大事なことだと思います。
私には、「子どもへの関わりを見直していこう!」そんな、メッセージに受け取れました。


「○○できたら、○○してあげる。」
「▢▢が守れなかったら、△△禁止!」

よく聞くフレーズです。手っ取り早い対応です。

今までは、何とかなってきたでしょう。
でも、子どもは、大人が出す条件に、合わせて考えて行動しているだけで、成長の妨げになるのでは、と感じています。

子ども自身が考え、行動できるように、援助することばをかけ、待つこと。効果はすぐには表れないけれど、子どもを信じること。そんな関わりをできたらいいなあ、と思います。

「つばなれ」とは言え、いつからでも、今からでも、子どもへの大人の関わりを変えることはできますよね。

そんなことを、2024年の初頭に考えました。

【2024年1月9日 初出】

この記事が参加している募集

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?