京都の野外彫刻 フィールドワーク70
『風と舞う』1993年 江里 敏明設置場所 : 府立植物園内(北山門から噴水に向かって左側)
題名の「風と舞う」のとおり,そこに風が吹いている様子がよく分かる。女性のスカートの裾が風になびき軽やかに後ろ髪も風に流されている。その風を心地よく体に受け,風と踊るような一瞬の美しいポーズだ。右手指先やつま先,後ろにそらした首に一瞬の動きがよく表されている。府立植物園内には女性像が多く,またその多くが裸婦像だ。国内各地で野外彫刻として裸婦像が公共の場に設置された時期があった。その