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木や粘土などで立体作品を制作しています。また,京都市内に設置されている野外彫刻を見るフ…

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木や粘土などで立体作品を制作しています。また,京都市内に設置されている野外彫刻を見るフィールドワークを続けています。設置されている場所で感じたこと気づいたことなどを発信しています。

マガジン

  • 植物園の野外彫刻

    京都府立植物園内の野外彫刻について書いています。

  • 京都の野外彫刻フィールドワーク

    京都市内にある野外彫刻を見てまわっています。 作品について調べたこと感じたことなどを書いています。

  • ちょっとスケッチ in

    旅行先の風景などをちょっとスケッチした記録。

  • K's gallery

    グループ展や個展に出品した作品やスケッチなど自分の作品の記録。

最近の記事

野外彫刻フィールドワーク in 横浜5️⃣

 中区日本大通りに新聞博物館がある。そこに「新聞少年の像」がある。この像の設置は平成16年で、制作者仙台出身の彫刻家翁朝盛(明治生まれ、1968年没)。複製第一号と記されている。もとの像は1957年制作か(詳細は不明)。  1958年ごろにいくつかの「新聞少年の像」がつくられ各地に設置されている。京都の円山公園にもある。こちらは朝倉響子の制作。山田太郎が「新聞少年」を歌ったのは1965年だ。このころは多くの青少年が新聞配達の働き手だった。この像は、そのころの新聞配達をする少年

    • 野外彫刻フィールドワーク in 横浜4️⃣

       横浜の関内に佐藤忠良の作品がある。ここは伊勢崎町ブルースに歌われた場所。今はファミリーでショッピングも楽しめる場所になっている。しかし、飲み屋さんが多くディープなところだ。  そんなところではじめてこの「若い女」(1978年設置)を発見したときは、かなりびっくりした。この場所に何故この像があるの!?、という感じだった。さらに驚いたことがあった。この女性像のお尻に防犯カメラ作動中の黄色いステッカーが貼られていた。なんて言うこと!! 再度訪れた時にはさすがにお尻にステッカーはな

      • ちょっとスケッチ in チェンマイ⑦

         今朝も道の向かいにあるカオマンガイが看板メニューの店に行った。すでに通勤途中の人や持ち帰りのお客さんが来ている。  今日は、オリジナル50Bとスペシャル60Bを頼んだ。スペシャルは蒸し鶏と鶏のカツにスープがついている。3種類の薬味で味変して美味しくいただいた。プラスチックのおままごとのような器にアルミのスプーンとフォークで食べるカオマンガイ、これがなかなかいいんだなぁ。  あとで検索したらチェンマイで食べたいカオマンガイの店8選のひとつだった。

        • 野外彫刻フィールドワーク in 横浜3️⃣

           横浜駅東口のポルタに向かう通路にこの少女の像は立っている。制作者は日本を代表する彫刻家の佐藤忠良だ。モデルは孫娘だそうで、横浜の新しい玄関にふさわしい、すこやかさと爽やかさを願ってつくったと記されている。  しかし、僕にはこの像がここにあることが相応しいとは思えない。この辺りの人の流れは多く、足速に人たちが移動している。この前を何回か通っているのに見落としていた。また、壁際に置かれていることもあり、なんだか一人取り残されているようでもある。この雑踏に水着姿も似合わない。ほん

        野外彫刻フィールドワーク in 横浜5️⃣

        マガジン

        • 植物園の野外彫刻
          2本
        • 京都の野外彫刻フィールドワーク
          80本
        • ちょっとスケッチ in
          35本
        • K's gallery
          1本

        記事

          野外彫刻フィールドワーク in 横浜2️⃣

           山下公園を赤レンガ倉庫方面に歩くと海に向かって座る像に出会う。赤い靴の少女の像だ。童謡の「赤い靴履いてた…」の女の子、制作者は山本正道、設置は1979年。  この像の周りには花々が植えられきれいに整備されている。多くの人が訪れて触って行くのだろう、頭や腕、頬もつるっと輝いている。童謡の少女は悲しそうだけれど、この像は愛されているようだ。表情が優しい。

          野外彫刻フィールドワーク in 横浜2️⃣

          ちょっとスケッチ in チェンマイ⑥

           ワロロット市場にお土産を買いに行った。昨日も行ったが、ここが一番安いので、また行くことにした。タイパンツが59Bだ。ちがう市場で買ったのは100Bだった。モン族のお土産も追加購入。店のおばちゃんもまた来たね、といった表情だった。  市場の食堂みたいなフードコートでお昼を食べ、そこからチェンマイで最大の大型ショップモールのセントラルチェンマイに行った。イオンモールのような大型ショップモールだった。3階にはスケートリンクもあるらしい。吹き抜けのセンターホールに巨大な植物が吊るさ

          ちょっとスケッチ in チェンマイ⑥

          野外彫刻フィールドワーク in 横浜

           横浜を散歩中に野外彫刻を発見。かなりの高さがある台座に裸婦像。台座のまわりが金網で囲まれ、なかに桑の木がたくさん植えられていた。場所はシルクセンター(シルク博物)の前。作者は安田周三郎、小野ヨーコのおじいちゃんらしい。旧安田財閥一族のひとり。1969月設置とある。   横浜はかつて海外に絹を輸出する拠点港だった。シルクセンターはその歴史を展示する博物館。台座の周りの桑の木は絹をつくる蚕の好物。日本人体型の堂々とした裸婦像だ。裸婦の持っているものは絹の布。野外彫刻の裸婦像は6

          野外彫刻フィールドワーク in 横浜

          ちょっとスケッチ in チェンマイ⑤

           チェンマイにもマクドやスタバがある。それらを見るとなんだか親しみを感じる。店の外装も内装も見慣れた景色だ。中に入れば、ここがチェンマイなのか東京なのか、京都なのかわからない。店内には欧米系の観光客が大勢だ。しかしながらやはり、割り高だ。日本と値段は変わらない。  今朝は滞在しているところの近くのスタンドでコーヒーを飲んだ。25B。100円ぐらい。淹れたてでとても美味しい。スタバより美味しいかも。

          ちょっとスケッチ in チェンマイ⑤

          ちょっとスケッチ in チェンマイ④

           朝、近くのお店で念願のカオマンガイを食べた。前回もチェンマイに来た時、滞在している近くの地元の人が集まるところでよく食べた。2年ぶりのカオマンガイだ。少し味が違うがここも美味しかった。  朝ごはんを食べ終え、暑くなる前にワロロット市場へお土産を買いに徒歩で向かう。そこからさらにターペー門を通り、サンデーマーケットの通りを移動。さすがに暑くて疲れた。  カフェで休憩。ここは以前にも2回ほど来たことがあるところ。アカ族のコーヒーが美味しい。コーヒーを飲みながらちょっとスケッチ。

          ちょっとスケッチ in チェンマイ④

          ちょっとスケッチ in チェンマイ③

          チェンマイは暑い。京都は20℃少しだった。そこからいきなり40℃越えだ。街歩きは午前中だけにして、午後からはゆっくりすることにした。滞在しているところの17階に屋上プールがある。建物の屋上がすべてプールになっていて細長い川のようなプールだ。そのプールからの見晴らしがすごい。旧市街が一望できる。景色を見ながら泳いだあと、ソファで休みながらちょっとスケッチ。

          ちょっとスケッチ in チェンマイ③

          ちょっとスケッチ in チェンマイ②

          朝からソンテウに乗りJJマーケットに行った。オーガニックの野菜や手作りの雑貨や服などが売っているおしゃれなマーケットだ。はやくから多くの観光客が来ている。ターペー門近くのナイトマーケットも面白いけれど、こちらはきれいに整備されていて明るくて安心感がある。食べ物の一画もあり、ここで朝食を食べた。少し休憩しながらちょっとスケッチ。 https://note.com/embed/notes/n5748571e3d5d

          ちょっとスケッチ in チェンマイ②

          ちょっとスケッチ in チェンマイ

          昨日からチェンマイに来ている。チェンマイに来るのは今回で2回目だ。前回はコロナワクチンの接種証明が必要だったが、今回は入国カードの記入もなくすんなりと来ることができた。  新市街の東側ピン川近くのレジデンスホテルに滞在。朝、11階のベランダからの景色をちょっとスケッチ。

          ちょっとスケッチ in チェンマイ

          京都の野外彫刻フィールドワーク97

          『聖観世音菩薩像』1892年  高村 光雲設置場所 : 知恩院友禅苑(東山区林下町400) 知恩院は浄土宗の総本山です。宗教施設ではあるが,多くの観光客が訪れる場所でもある。敷地内には国宝の三門をはじめ多くの見どころがある。この像は三門の南側にある友禅苑内にあり。この苑内の補陀落池に立っている。明治25年(1982年)に高村光雲が原型をつくり,岡崎雪声が鋳造したと言われている。高村光雲は仏師であり,また東京美術学校の彫刻科教授として,我が国の近代彫刻に重要な役割を果たした

          京都の野外彫刻フィールドワーク97

          京都の野外彫刻フィールドワーク植物園

          一年前に府立植物園の年間パスポートを購入したが,この間3回ほどしか行くことができなかった。そろそろ有効期間がきれそうなので行くことにした。前回は植物園内の野外彫刻の調査が目的だった。今回はそれが目的ではなかったけれど,なんとなく設置されている作品が気になった。この時期の環境の中で,作品はどうみえるのだろうか。街の中ではあまり季節感も変化もないが植物園ではやはり周りの変化で作品もまたちがって見えた。花々の色と作品の組み合わせで華やかだ。 だれだろう。めがねをかけたのは。園内

          京都の野外彫刻フィールドワーク植物園

          京都の野外彫刻フィールドワーク96

          『未来 みつめて』2007年  谷口 淳一設置場所 : 竹間公園(中京区塀之内町) 竹間公園は竹間小学校と竹間幼稚園の跡地につくられた公園で,公園の南側には京都市子育て支援総合センターこどもみらい館が建てられている。この像は公園の東北角にあり,母子の視線の方向にこどもみらい館がある。 こどもみらい館は子育てに不安や悩みを持つ保護者の方々を支援し、安心して子どもを産み、育てることのできる環境を整備する施策の一環として、1999年に開館した京都市の「子育て支援の中核施設」とい

          京都の野外彫刻フィールドワーク96

          京都の野外彫刻フィールドワーク95

          『融雪を待つ』    1993年 上田 裕三『飛翔』 金井 征之『颯洞』  薮内 弘設置場所 : 京都バルスプラザ(伏見区竹田鳥羽殿町5) 京都バルスプラザ(京都府総合見本市会館)は伏見区にある巨大な展示場で多目的に利用できるラウンジや会議場なども備えている。 この2階のレストランを利用したときに3点の野外彫刻(正確にはピロティー)を見つけた。野外彫刻のフィールドワークでは,事前に設置されている場所などを調べてから行くことが多いので,偶然見つけて驚いた。知らない作品や

          京都の野外彫刻フィールドワーク95