見出し画像

消費は飽きる【ミニマリズムを選んだ理由】

こんにちは、カズマです。

9月もあと数時間で終わり。
ようやく涼しくなってきました。


日頃新しいお店であったり見慣れない自販機やカプセルトイが
至る所に設置されてるのを目にする機会が増えるようになりました。


しかし、それらのモノに対し興味が無くなりました。


なぜかというと、

1 消費することで得られる快感は長く続かない。
2 無意味な消費活動に飽きた。

不必要に新しい服や玩具、その他諸々のモノを買うこと・持つこと自体が無意味に感じるようになりました。

逆にいえば「どうしても欲しくなったら買えばいいんじゃない」という感じで、

心の空白・ゆとりを持つことが大切だということを

30代に入った辺りからモノを持つことに対する考えが変わるようになりました。

なるべく身近に不要なモノは極力置かない・買わない・持たない。
この3つを大切にすることを心がけています。


今回はタイトルにもあるとおり


なぜ消費に飽きたのか、そしてミニマリズムなライフスタイルへと変えた経緯についてもざっくばらんに話そうと思います。



過去に似たようなことを書いたかもしれませんが、


一部追加・更新しなおすというか、

単にリマインド的な感じで再度、このテーマについて振り返ろうと思います。




1 奴隷的な人生になる


消費に飽きた理由について

結論からいうと、

大事なお金を、意味もなく浪費続けるだけです。


10~20代の頃は何も考えず、ただ見栄を張りたいがために
無駄に高いブランド物の財布やジャケット、コートを買ってばかりいたが、

その殆どは「お金をマンホールの下に投げ捨てる行為」に値するものばかり。※排水溝にどんどん吸い込まれるような感覚に近い。

当時のボクは短絡的な趣で買うことが多かった。

大抵は
「不特定多数の人から良いように見られたい」
「ブランドモノで身を固めてるオレどうよ!?」
「やっぱ〇〇のアウターは全然違うわ〜」
「財布はグッチやヴィトン」

もうほんとにこんな感じのことばかり考えながら衝動買いを繰り返してきた。

自分が何のためにそれを欲してるのか、どうしてもそれがないといけないのか、いずれも客観的に見られず、自分が何をやっているのかもよくわかっていなかった。

例でいうと

「こういう理由・目的があって、そのためにこの商品を買う」
「どうしてもコレがないといけない理由がある」
「買うことで生活がとても快適になる・動きやすくなる・作業効率が良くなる」等

といった感じで考えて購入したことは一度もなく、今思えば反省点だらけだった。
※このことを10~20代の頃の自分に言い聞かせたいですね


1️⃣ このブランド物の財布を買うことで収入UP&社会的地位が上がる
   ⬇
A 何も変わらない(実際に20代の頃持ってました。既に処分済。)

2️⃣ 高額なジャケットやコートを着ることで一気に周囲から注目される
  ⬇
A だれもあなたに一切興味なし
(人によるかもですが、基本何も変わりません)

3️⃣ ストレス解消目的で新しいモノを衝動買いしてしまう。
   ⬇
買った時の快感・幸福度は一瞬で消える。無思考なまま買えば買うほど部屋に不要なモノで溢れ返るだけ。
※貧しい人ほど部屋にモノが多いのはこのためである。



買ったところで大した恩恵が得られるわけでもなく、今の生活が物凄く豊かになるわけでもない。

言い換えれば

・どんどんお金がなくなっていく。
・持ったところで1㍉も役にも立たない。
・身を守ることにも繋がらない、助けてもくれない。
・ただ一方的に消耗していくだけ。
・部屋が乱雑とし、どこに何があるのかすらも把握しきれない。
・何のために持ってるのかもわからない。

「たくさん持っていたい!」
「全部自分のモノにしたい!」
「みんなに自慢したい!」

俗に言う「他人軸」で物事を考えがちな方は今でも一定多数はいるかもしれない。


その殆が見栄であったり、他者からの承認欲求のためだけに、必要でもないモノにお金を浪費し続ける。


当然売る側からすれば

あなた方が無思考なままお金を落としてくれるおかげで、ウチら超儲かってます!!毎度あり〜」的な姿勢で販売してるところも全国のどこかにあるかもしれない。

もちろん全ての業者がそうとは限りませんが、中には悪質な業者もいます。
※実際に上記のような姿勢でやってる店に遭遇したことがあります。
モラルを欠いたビジネスに加担する人々の神経を疑う………

控えめにいって、負のスパイラル。



すべてのモノが無意味とまでは言わないが、個人的には対価に見合ってないと感じるものが多かった。

・持つ理由がない
・今の自分に必要ない
・持ってたところでただの「置物」になるだけ。

部屋が狭くなるだけですし、持っていくにしても重量が増す一方、
且つ処分するとなれば処分する手間とコストがかかる。



事の重大さに、身をもって感じた次の日、

ボクは8~9割の過剰なまでに多い洋服やマンガの単行本、文庫本、ゲームソフト、その他諸々ともに一気に処分しました。
※5年前の2018年頃に全て処分済。


2 捨てる勇気

この他にもよく聞くのが「捨てる勇気がない

こう考える人って意外といますよね。
思い出の品であったり、誰かからの手紙やお祝い品など色々詰まって中々捨てるに捨てれないなど、事情は様々です。

もちろん捨てにくいと感じる気持ちはわかります。
※昔のボクもそうでした。


潔く捨てることも大切です。


たとえば人気マンガ「鋼の錬金術師」で
下記のようなセリフがありました。

人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。 何かを得るためにはどれと同等の代価が必要になる。 それが錬金術における等価交換の原則だ。

マンガとアニメともに大人気。

この他にSF映画の「インターステラー」にて
主演俳優のマシュー・マコノヒーは次のように述べました。

『ニュートンの運動第三の法則 : 前に進むには、後ろになにかを置いていかなければならない。

個人的にめっちゃ好きな映画です。

何か新しいことを始めるには、既存の何かを手放さないといけない。

言い換えれば手放すことで次のステージへと進むことができる。
寧ろ身軽になればなるほどフットワークも軽くなるので、無くても困らないものは始めから持たないのが一番だと言える。


引っ越すにしても旅行にしても、一度にたくさんのモノは持っていけないですよね。

ケースを引いてる時の「ガラガラ音」が苦手なので、ボクは基本的にバックパック一つで収めるようにしてます。
特にケースを引っ張る時に生じる腕と肩の付け根ら辺がめっちゃ痛いので、
余程のことが無い限りボクはもうキャリーケースは使いたくありません。


当然持てば持つほど重量が増す。

あればあるほど収納する入れ物が大きくなる。
重さが増せば増すほど、移動する度に体力が消耗していく。

同時に荷物を整理するたびに時間と労力を要し、場所によってはカバン(というかケース)を広げるスペースすら確保するのも困難。

※実際に2018年カナダのバンクーバーへ行った時はキャリーケースで行ったものの、凸凹が目立つ道路や砂利道・エスカレーターの少なさ・店や建物に入ることすら困難だと感じる程の不便さ・そして寝室が狭すぎたために荷物を広げるのが非常に大変だった。

この時の苦い経験を経て、翌年からは完全にバックパッカースタイルに切り替えた。

なんでもかんでも過剰に増やしては意味のない消費を拡大したがる、いわゆる「足し算思考」だけで考える人々が未だに多い印象である。

※足すばかりで、減らすという発想を疎かにする人をたくさん見てきた。


もちろん消費が活発なことによって経済が回ってるわけですし、それ自体を否定するつもりはない。


※中にはモノが散らかったりしないようにインテリアを整えてる人もいれば、ちゃんとした目的があって、そのための手段でコレを買うんですといった姿勢で購買をする人もいます。



しかしこれとは別に不要なモノを取り除く・不必要な支出を減らす・固定費を下げるなど、

できる限り負担を減らすことで身軽になれる「引き算思考」を取り入れることで日々の生活を整え、不要な要素を減らすことも大切です。


「自分はAをよく使うけど、Bは対して使わないし無くても困らない」
「使用頻度が少ない・年に3~4回も使わないモノは置いてても意味がないので手放そう」「減らしたことで部屋が広くなった」

「風通しが良くなったことで普段過ごす環境が変わった」
「不要な固定費を減らしたことで使えるお金が増えた」

過剰に数字を足すばかりではなく、必要最小限に沿って数字を引く。

こうすることで身の回りにあるモノやご自身の家計管理の改善・予算が充実していくことにもつながっていく。


これまでにミニマリスト的なライフスタイルに切り替えた人々も、
その前までは無駄に見栄を張っては高級ブランド品ばかりを買って自慢することで不特定多数の気を引こうとしたり、

無意味な消費ばかりを繰り返していたという事例がありました。

その結果貯金が一気になくなったりリボ払いやその他借金に手を出すという負の連鎖に陥った人がいるという話も…….

この状況を打破するために「引き算思考」に基づいて断捨離というかモノと支出の差し引きを行った結果、不要な出費が大幅に減ったことやストレスが一気に減ったという体験談をよく耳にします。

実際にボクも2019年頃から本格的にミニマリズムなスタイルにシフトしたことによって不必要な買い物・サブスクの解除・最小限の服の数・少ない支出でも十分に満足できるようになった。


これらの行いを経て、家・高級な車・別荘・タワマン他、所有するだけで一方的に消耗していくものに興味がなくなった。


どれだけ部屋が広くても、過ごすスペースは最小限で十分。

逆に持て余したところで掃除の手間であったり、

その他費用と時間を浪費する一方なので、今となっては高級住宅や高級ホテルといった建物に対する関心は皆無に等しい。

お金をつぎ込んだところで、対価に見合ったものが得られるとは限らない。
それどころか「別にそこまでお金かける必要なくない?」ていう疑念が生まれたくらいだ。


むしろお金よりも経験で得られることのほうが幸福度が高い。

これについては過去にオーストラリアとヨーロッパを旅した時に度々感じていた。※お金を使わなくても充実できること、やり方次第で楽しめることなんて沢山あるじゃん。


※そのこともあってか従来の旅行スタイル(ただ飛行機に乗ってバスに乗って観光スポットだけを目指して行く等)では全くといっていいくらいに楽しめなくなった。


10年経つと色々考えが変わっていくもんだなぁ……..



3 最後に


モノがなくなれば身も心も軽くなる。

重荷となる物・ストレスフルな人間関係、自分にとってデメリットでしかないものを無理して維持する必要はない。

ただ見栄っ張りでクズだった自分を心底変えたくて色々調べた結果、ミニマリズムというものに出会ったことで物事に対する考え方やライフスタイルが一気に変わった。

「所有=幸せ」という時代は終わったも同然。

人間というのはとても繊細で且つストレスに弱い生き物なので、
自分にとって「これは合わない、これは別になくてもいいや」て思ったら早い段階で手放すことをオススメします。

ミニマリズムの基準は人それぞれ。

それ以前にミニマリスト自体、「最小限の」という意味の「minimal(ミニマル)」から派生したもので、そのスタイルは2010年ごろに海外から発信された言葉であり、最近になってようやく浸透しつつあるといった感じです。

ミニマリスト自体に明確な基準・線引といったものはない。

あなたにとっての最適な「あなた自身のミニマリズム」を確率してほしい。
過剰なまでに飾る必要はない。できる限り身軽に生きよう。

というわけで今回はボクなりの最小限な生き方について思ったことをありのまま綴ってみました。

珍しく長文となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


Thank you for reading to the end.
I hope you enjoy your minimal life.
Have a good day.

よろしければサポートをお願いします❗️