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骨髄バンク・ドナー提供に向けての歩み【まとめてみた件】

【骨髄バンクとは】
それは人の命を救う仕組み。

血液のガンになられた患者さんが
健康な人の血液(骨髄液)を注入し、
その血液と肉体の相性が良ければ
回復をして、命を繋げる手術方法。

患者さんは常に2000人程が待機中で
提供者を待ち続けている状況です。

【骨髄バンクの登録】
登録するにも手術室に入る!
って思い込んでいませんか。

私は登録前、そう思ってました。

基本的は献血ルーム・献血バスで
登録をすることが可能です。
(骨髄バンク登録会に行くのがおすすめ)

献血では本採血と検査採血と
2回 (右腕、左腕) 採血があり、
本採血をする前に、血液の有効性や
提供者本人の安全性を確保するため
検査採血がありますが、この時、
いつもは 3ml だけ採血しますが
ここで、追加で 2ml 採血をするだけ
でOKなのが、骨髄バンクの登録です。

針の抜き差しはありません。
ぼーっとしてるうちに終わります。
事前の採血時間が約10秒延びるだけ。

私は骨髄バンク説明員の方からの
説明を聞いて、そんな簡単だったら
「自分も登録します!」と登録した。

【登録したらどうなるの?】
骨髄バンクという仕組みは
血液の種類が合う人同士が見つかり
且つ、年齢が20~54歳の間にあって
且つ、健康状態が数字上完璧であり
且つ、職場・家族の理解ある人だけが
骨髄バンク・ドナー提供に挑めます。

血液には白血球と呼ばれる細胞があり
白血球にも血液型が存在しています。

適合確率は、兄弟・姉妹が居れば1/4 。
両親とは、1/8 の割合に減ってしまい
55歳未満の祖父・祖母がいたとすれば、
1/16 の確率で適合をして提供可能です。

なので家族の外に出てしまえば
先祖代々を辿る必要があるので
その確率は、数十万分の1 から、
数百万分の1 と言われています。

なので適合する!というのは
奇跡的なことでごく稀なこと。

※ 海外の国々より日本国内は
元々、鎖国をしていた歴史や
島国ということもあるので、
他国より適合確率は高いです⚠️

現在の骨髄バンク登録者は
日本では約50万人程しかしません。

【適合通知が届いたら】
基本的には適合しないですが
それでも、もし適合したら…
あなたの登録を待ち望んでいた…
あなたを必要とする人がいたら…

それは、あり得る話です。

私は登録してから約2週間とかで
オレンジ色🟧の封筒が届きました。
適合しましたよ!と… (○_○)!!

自分を必要としている人がいる。
ハッキリ意識をした瞬間でした。
健康でいることが役に立つ時が来た。

各種手続き書類を記入してポスト投函📮

【骨髄バンクコーディネーター】
骨髄バンクの手続きが進むことを
業界用語で「コーディネート」と
呼び、患者さんと私たちを繋ぎます。

骨髄バンクのコーディネートは
患者さんの中で、運が良い人は
血液型が合う人が複数人見つかり
同時に最大10名にオレンジ色🟧の
封筒が届き、コーディネートします。

なのでオレンジ色🟧封筒が届いたから
絶対に自分がやらなきゃ!という理由
はないとのこと。他にも居るかも!😊
くらい気軽に思っていても大丈夫です。

ただ同時に何人コーディネートしてるか
自分たちにお知らせは無いですから、
もしかすると自分だけかもしれません。

⚠️患者さんや、そのご家族は切実です。

【コーディネート終了】
なんらかの理由でコーディネートが
終了することも、もちろんあります。

私は登録直後にお知らせ🟧が届くも
患者さん都合で途中で終わりました。

ですが約90%以上は私たち、
提供する側の都合で終了します。

その内訳は
・時間が確保できない
・職場・家族の理解が得られない
・健康上の理由
・提供するつもり無く登録した
・通知無視・返送無し

いろんな理由があるようです。

確率では登録しても提供拒否!
という方が90%以上居る時点で
まだまだ社会的認知度、理解度は
低い状況にあることがわかります。

本人の意思では提供可能になっても
家族の同意が得られないパターンや
お仕事を休むことができなかったり。

初回健康診断に進んだとしても
健康上の理由でそのうち約30%は
提供が中断してしまいます。
(ドナー提供者の安全が最優先の為)

【初回コーディネート】
私は1回目21歳頃に通知が届いた時は
患者さん都合で途中で終了しましたが
現在(27歳)、2回目の適合通知が届き、
提供に向けた段取りが進んでいます。

オレンジ色🟧封筒をポスト投函📮後
提供する意思の確認が取れて、
且つ書面上で健康確認が取れれば、
より詳細な健康状態を確認するため
初回コーディネート が行われます。

これは何するの?というと
骨髄バンクに関する概要説明、
提供するまでの道のり に関して
お医者さんから説明を受けます。

それで同意書にサインをしたら、
血液検査を受けることになります。

⚠️この時、訪問する病院については
骨髄バンク手術の経験数リストが
書いた病院一覧が届きますので、
ドナー提供手術を受けるとすれば
どの病院でドナー提供をしたいか?
第3候補まで選択することが可能です。

【検査結果の通達】
採血した血液データを基に
コーディネートが進みます。
もし同時にコーディネートを
している人がいたとすれば、
患者さんの担当医が判断して
血液データが最善な人を選び
次の手続きに進んでいきます。

血液検査の結果については
検査した人全員に届くそうです。
職場で受ける健康診断と同等か、
より詳細な血液データが参照可能。

TELにてお知らせが届き、担当医が
「あなたを適任者と選びました!」
となれば、最終合意に進みます。

【最終合意をする日】
この日にサインをすれば
後戻りはできなくなります。
患者さんにも合意の通知が届けられ
自分自身の肉体は患者さんにとって
生きる希望となります。

リスクがゼロの手術ではなく
ある程度の人数は後遺症が残り
多いのは腰の違和感があるそう。
後遺症も違和感も無い人数の方が
確率的に多い手術にはなりますが
ゼロリスクではないことを承知。

骨髄バンクの歴史が始まった頃、
遠い昔に数名亡くなられていたり
そうした過去があることも含めて
最終合意をする日は両親だったり
奥様、旦那さん、兄弟・姉妹など
家族の同伴が必須事項となります。

【入院手続き】
そこで入院予定日が決まります。
だいたい、この辺りですよー!と。

提供するまでの期間、
通常の生活が可能ですが
健康状態をキープさせて
且つ、交通事故、犯罪、コロナ…
すべてに巻き込まれないように
努める必要性が出てきますから
もはや心を磨き、運を鍛えるしか
手段はないのかなと私は思いました。

手術の成功、患者さんの社会復帰、
少しでも順調に進む確率を上げる。
食事、睡眠、トレーニング、ケア、
肉体的健康を保つ4つのポイントに
加えて、運を磨く努力をしていく。

最高の光を患者さんに贈れるように。

【自己採血①②】
骨髄バンクの手術というのは
骨と皮膚が一番近くて安全性が高い
背中の骨の中にある骨髄液を採取する。

造血幹細胞と呼ばれる血液を無限に作る
細胞を患者さんに移植する手術ですが
一時的に貧血になる可能性が高まり、
ドナー提供者の社会復帰が遅れるので
それを防ぐ為に事前に自己採血をして
自分の血液を病院に保存します。

体重によって採取する量が変わり
事前に採取する血液量も変わります。
献血を考えると短期間になりますが
1回目400ml → 約10日後・2回目200ml

【手術方法の説明】
もちろんお医者さんから受けます。
それは自己採血を取るのと同じ日に
全身麻酔によるドナー提供手術を
するということと、全身麻酔とは
一体どのようなものなのか?
詳しく説明をしてくれます。

基本的には手術室に自分で行き
ベッドの横に仰向けで寝ながら
全身麻酔用の針を刺します。
注入が開始されれば数秒で
意識を失い、気付いたら…!?
手術が終わってる~って感じ。

最近の医療の発達もあって
ゼロリスクに限りなく近く
かなり安全性は高いらしい。

ほんとかな?と思いつつ、
信じるしかないと思いつつ。

【匿名でのやり取り】
過去にトラブルもあったようで
ドナー提供者は患者さん情報を
受け取ることはできない仕組み。

SNSの発達によって場所・時間が
特定されるケースもあるようで、
提供日、提供場所に関する詳細は
公表しない約束となっています。

ですが、ドナー提供手術が成功し、
患者さんが回復に向かってる場合、
提供から1年以内に2回だけですが
匿名で手紙✉️のやり取りが可能。

どこの地域に住んでる人で
どんな年齢で、性別はどうか。
教えて貰えないことになってます。
ですが、このお手紙が届いた時は
自筆具合で男女くらいは解るかも?

【祈り心を磨く】
手術が成功するかどうか。
それは神様の領域なので
私にできることは精一杯、
健康な状態をキープして、
心を磨いて、祈ること。

提供後、復帰後は
アスリートとしての夢も
再び追い駆けていきます。

【運動制限】
アスリートが提供しない理由。
ましてや世界選手権出場を目指す
アスリートが提供しない理由は、
数々あると思います。

その中の1つとして、
ドナー提供する前は約2週間、
ドナー提供後は約1ヶ月の安静。
激しい運動の許可が出ません。

1日サボると、3日分の練習が
無駄になる!と言っても過言
にはならないくらい劣化は早く
でも、1日鍛えても1.1倍なので
相当な積み重ねが失われる期間。

これを取り戻す努力をする!!
という覚悟をもって。
そして、元よりも越える!!
という覚悟をもって。

【最後に】
実際に手術室に入る前に
この記事を書かせて頂きました。
1人でも多く骨髄バンクの理解が
深まる きっかけ になれば良いな。

少しでも疑問が取れたり、
興味が湧いてくだされば、
とても嬉しいなと思います。

リスクも承知の上で
今回のドナー提供手術に
私は臨みます。挑みます。

その先の未来も切り開きます。
応援よろしくお願い致します。


神戸の鉄人☆DON松井一矢

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