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「やりたいこと」が「やるべきこと」になると萎えるのはなぜ

みなさんの今年の目標は何でしたか?私も年頭に色々な目標を立てました。英語の勉強、運動、ビジネスの構築・・・。

はい。見事にすべて手をつけられていません。

いや、正確に言うと、手はつけたのです。英検対策の本を買いました。Switchのフィットネスゲームを買いました。文章・起業講座に参加しました。

ですが、買っただけ、参加しただけで満足し、すべて達成した気持ちになりました。講座は楽しく学びはありますが、終わった後に内容を振り返り行動するまでに至らず、本とゲームの上にはホコリが溜まっています。

そして自分の意思力の弱さに絶望的になっています。

やりたいこと、やらなければならないことは山積みになっているのに、つい、スマホを見たり、何をするということもなく時間が過ぎたり…。そして年末になり、年頭の目標を見返して途方に暮れる。ここ何年か、ずっとこんな感じです。

例えば掃除。やらないといけないことは分かっていますが、つい手つかずで毎日が過ぎていきます。ところが、他にやらなければいけないことが出来たとたん、それから逃げるように掃除をはじめます。私の場合、参加しているスピーチクラブで自分の発表の日が近づくとヤカンを磨きはじめる、という不思議な習性があります。

英語の勉強も、運動も、早起きも、発信も、、、どれもやりたいこと、自分の理想に近づきたいことなので目標にしているのに、目標にしたとたん、やる気が萎えるのです。

夏休みの計画表を作って満足し、遊びほうけて始業式前日に泣きながら絵日記を描いていた小学生の頃から1ミリの成長もない。自分のクズさに途方にくれていたところ、

「意思力の育て方」という動画に出会いました。心理カウンセラー 上野大照さんのYouTubeライブです。

そこで、衝撃の事実が!

「自分が意思の力で何かやろうとするとき、ナッツ1個分くらいのカロリーを消費します」

え?やろうとしただけなのに?まだやってないのに?それだけでカロリーが消費されるの?で、

「そのナッツ1個分のカロリーを消費した時に、衝動的な本能が『危険!』というサインを出し、衝動的な行動を起こすのです。」

うっそ〜。やろうとする理想を考えただけで、やってない段階で、衝動的な行動の方を優先して起こしてしまうとは!

結果、「本当に大事なことではなく、2番目に大事なことをやりはじめる」

はい、私のヤカン磨きがまさにそれです!

はぁ〜、脳の仕組みから説明され、ヤカン磨きの謎が解けました。こういった行動を「モラル・ライセンシング(道徳の資格)」というそうです。興味深いですね。

この本も参考になるそうです。

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意思の力が弱くなる仕組みは理解できたので、どう対処していくのが良いのか、この動画や本を参考に、取り組んでいきたいと思います。すぐできそうなこととしては、

・意思の力を必要としない「小さな習慣」を作る。
・一緒に楽しんで行動を起こせる仲間を作る。

まずはこの2つかなと。これも「やらなきゃ!」と思うとまた計画倒れに終わるので、やんわり、ゆるやかに。

noteの発信も、書きたいことメモの箇条書きは増える一方なのですが、「書かなくちゃ」となるとなかなか書けませんでした。これからはなるべく「書きたい!」と思ったその瞬間にアウトプットできればと思います。

「やりたいこと」が「やらねばならないこと」になったとたん動けなくなる、そんな方のヒントになれば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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