【名店再現】マロロガバワン風キーマカレーの作り方【スパイスカレーレシピ】
「なんだこれ…美味すぎるだろ!!」
※このレシピはマロロガバワンのキーマカレーを食べて、その味を自分の感覚をもとに再現したレシピです。実際のお店のレシピとは異なりますので、あらかじめご了承ください。
※忙しい人は目次からレシピまでジャンプ!
マロロガバワンとは
2020年オープン。東京・中野駅と新井薬師前駅の間にあるカレー・インド料理・スパイスおつまみと共にお酒も楽しめる「indo & more」なお店。
店主の磯邊さんは、高幡不動の名店「アンジュナ」で7年修業後、南インド料理店「エリックサウス」でシェフや店長を務めたのち、ソムリエの経験を持つ妻の麻由さんと共に独立し開業。
ずっと気になっていたお店だったが、生活圏内から微妙に遠いこともあり、なかなか行けず2年が経過してしまった。
ようやくマロロガバワンに行ったんですよ
2022年12月、生活環境が変わり高円寺・中野周辺に行く機会が増えたので、ようやくマロロガバワンへ行くことができた。
初めてだったので、定番カレー6種類が全て楽しめる「カレー全部乗せ」を注文。どのカレーも美味しくて最高だったのだが、その中で衝撃的に美味かったのがキーマカレー。
なんだこれ…美味すぎるだろ!!
これが今回キーマカレーを再現したいと思ったきっかけ。
あらびきの鶏ひき肉にグリーンピースが入った汁気がほぼないキーマカレー。優しいスパイス使いで、粗びきの鶏肉を噛むと肉汁がじわっと広がる。いい意味で素朴で飽きがこない。毎日食べたくなる味わい。
あまりにも美味かったので、翌日テイクアウトしてきてもう一度食べた。やっぱり美味え!!これは自分でも作ってみたい!!
ということで、とりあえず勢いでレシピを書いて作ってみることにした。
ここから本気で再現するための試行錯誤が始まる
ということでそれっぽいものは作れたけど、まだ何か違う…。
マロロガバワンのルーツを辿ってみる
より美味しく・お店の味に近づけるためにはどうすればいいのか。
とりあえずマロロガバワンのことを色々調べてみた。
どうやらマロロガバワンのキーマカレーは、店主の礒邊さんが修業されていた「アンジュナ」のキーマカレーに影響を受けているようだ。
そして、アンジュナの店主の藤井さんは、かつて働いていた「アジャンタ」のキーママターを元にキーマカレーを作っているらしい。
マロロガバワンのキーマカレーを再現するためには、まずはルーツを辿るのが大事だと思ったので、早速「アンジュナ」・「アジャンタ」へキーマカレーを食べにいってきた。
好きなバンドのインタビューを読んで、"影響を受けたバンド"として挙げられているバンドを追って聴くのと同じだ。「アジカン」→「ナンバガ」→「ピクシーズ」みたいな。
「アジャンタ」→「アンジュナ」→「マロロガバワン」と食べてみて思ったのは、それぞれ修業されたお店の味をもとに、自店独自のアレンジを加えて作られているということ。
3店舗食べてみて、あらためて自分はマロロガバワンのキーマカレーが好きだなと思ったので、今回はマロロガバワン風を目指して突き詰めていこうと思う。
マロロガバワンのキーマカレーの特徴
①粗びきの鶏肉
マロロガバワンのキーマカレーの一番の特徴は、粗びきの鶏ひき肉を使っているところ。ミンサーなら12mmくらいの粗さだろうか。もしくは、肉を包丁でたたくか、フードプロセッサーを使って粗切りにしているようにも感じた。色々試してみたが、肉のジューシーさを考えると、もも肉を使うのが良さそう。
②スパイスはシンプル
主役は鶏ひき肉の旨味とジューシーさ。スパイスは食材を下支えするような使い方で量も種類も絞っているように感じた。試作を繰り返すなかで、ホールスパイスはマスタードシード・ホールチリ・クローブ、パウダースパイスはシンプルでごく少量、という結論に行きついた。
このあたりを意識しながら、己のカレー作りの経験値と舌の感覚を頼りに微調整を繰り返しながら試作した。6回。
ついに再現に成功した
6回の試作の末、ついに近いものを作ることに成功した。食材がシンプルな分、肉の挽き方・スパイスの配合・ジューシーさ・各食材のバランスにはかなりこだわった。
もちろん完全再現とまではいかないが、
再現度は9割くらいはいけたと思っている。食べ比べなければわからないくらい。
思考過程終わり
こんなことを考えながら、再現レシピを作りました。
ここからレシピ本体です。
レシピ本体
レシピを見る前に
※最初にも書きましたが、このレシピはマロロガバワンのキーマカレーを食べて、その味を自分の舌の感覚で作った再現レシピです。実際のお店のレシピとは異なりますので、あらかじめご了承ください。
※分量はグラム(g)表記です デジタルスケールがあると作りやすいです。
おすすめのデジタルスケールはこちら
※スパイスを挽くためにミルサーが必要です(なくても何とかなります)
おすすめのミルサーはこちら
※鶏肉を挽くためにフードプロセッサーを使います(なくても何とかなります)
今回使ったフープロはこちら
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