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「責任」の正体ってなんだろうか?


こんにちは!あいでんです。

今日はYouTubeを眺めているととある動画が飛び込んできました。

公式サイトはこちら


これは私が今尚プレイする SQUARE ENIX 提供のキングダムハーツというゲームなのですが、その最新作であるキングダムハーツIIIの有料DLC「Re Mind」が2020年1月23日に配信されることが発表されたわけです。

駄作だと散々叩かれてから一年ぶりの動き。楽しみ以外の何者でもありません。

卒論が終わってからの楽しみが増えました。


▷責任とは


先日の徳島で電脳交通の方と食事をご一緒した際に「責任」についての話になった。

責任という言葉を聞いたことがないという人はいないだろう。権限と責任の移譲が〜みたいな話はよく聞く。

しかし、ここで改めて「責任」について考えてみると、責任とはいったいなんなのだろうかと疑問に思う。言葉の意味がわからないということではなく、責任の正体が掴めないという話だ。


責任のイメージといえば、責任者という言葉に値する”責任をとってくれる人”ではないだろうか。”責任を取る”という言葉と一緒に認識をしている気がする。

しかし、責任を取ることなんて本当にできるのだろうか。責任を取るとはいったいなんなのだろうか。

謝罪をすれば責任をとったことになるのか、お金を払えば責任をとったことになるのか、今ある立場から退けば責任をとったことになるのだろうか。

結論から言えば、おそらく本当の意味で責任を取ることなんてできやしないのだろう。


▷責任と責任感


似たようなものとして「責任感」という言葉がある。

よく「あの人って責任感ないよね〜」みたいな話を耳にするが、責任とは似ているようで似ていない…気がする。

これは個人的な解釈だが、責任は外部の誰かに与えられる(押しつけられる)ものであり、責任感は内発的に自ら生み出す(生み出される)ものである。


ここから責任という曖昧な概念の正体の一端を垣間見ることができる。結局のところ責任とは誰かに押し付けられるものなのだ。

では、何を押し付けられているのか。それは収まらない怒りである。

思い出しても欲しいのだが、往々にして責任を追求する際はきまって穏やかではない。そしてそれはなんらおかしなことではない。

しかし、収まらない怒りを爆発させてしまっては世の中の秩序なんてへったくれもない。秩序を守るためには怒りの矛先をコントロールするためにその対象物を定めなければならない。

だからこそ生み出されたのが「責任」という概念ではないだろうか。怒りの矛先を集めるための概念が「責任」なのだ。


しかし、怒りの矛先が決まっているからこそ誰かに任せる(権限の移譲)ことができるのだろう。

人間誰しも怒りの矛先を向けられたくはないだろう。できることなら避けて生きていきたいはずだ。

だから任せる(権限の移譲)という行為によって怒りの矛先を違う誰かに向くようにコントロールしているのだ。逆に言えば、怒りの矛先を向けることを納得してもらうために任せているのだろう。

何あったときの怒りの矛先は自分なのに、自分に何も任されていないなんて状況は確かに考えたくもない。だからこそ責任と権限は同時に委譲されるし、するのが重要なのである。


だが、まれに自発的にそれを生み出されることがある。それが責任感というやつだ。

責任感を持つためには自分事でなくてはならない。なぜなら自分事でもないことにわざわざ怒りの矛先を向けられてまで頑張ろうなんて普通は考えないからである。

でも逆に言えば、そういうみんなが嫌がることを自らやってのけるからこそ責任感がある人には信頼が集まるのではないだろうか。


似たような言葉であるにも関わらず責任と責任感ではその先の末路が全く違うように感じる。かといって、「責任」という概念がなければ世の中うまくいかないし、「責任」という概念があるからこそ自由が生まれたりするのだろう。

でも、どうせなら誰かに押し付けられる「責任」ではなく、自ら生み出す「責任感」を持った人間になりたいものである。


▷おわりに


なんか今日は哲学チックな話でした。

いろんなことがあって責任について考えるいい機会だったのでnoteに書いてみました。


怒りの矛先を向けて欲しくはないけど任せて欲しい、みたいなことを考えている人のことを無責任と称するのでしょうか。恐ろしいですね。

責任感がないって叱責されるシーンを何度も見たことがあるが、それはとても当たり前のことなのかもしれない。むしろ、何事にも責任感を持つことができる人が稀有なのだ。

とは言え、無責任な人間にも責任感が全くない人間にもなりたくないものである。

それでは、また次回!


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