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なんでも早い2人目のトイレ事情

次男べえさんは、予定日より2週間近く早く産まれた。もともと2人目は早いだろうと計画無痛分娩の予定を予定日の1週間前頃にしていたのだが、それよりもさらに1週間早く、長男さんちゃんの初めての運動会の日に破水して、その夜に産声を上げた。

自分の「生まれるぞ!」という意思を持ってやってきたようなべえさんは、2人目あるあるでなんでも早い。
特にこの2歳になってからの数週間は驚くほどのスピードで、色々なことをできるようになっている。

まずは言葉。2歳になる少し前から発語はあったものの、急に2語文をしゃべりだしたかと思えば、して欲しいこと、物の状態や変化、自分や相手の気持ちなどどんどん話すようになった。
おかげで2歳児敏感期の始まりにも関わらず、コミュニケーションが取れるのでイヤイヤに困らせられることがさんちゃん対比で少ない。
(これは1回さんちゃんで経験している親の経験値によるところもある)

体の発達も早い。身長、体重の増えはなんでもよく食べるおかげでどんどん増え、さんちゃんと2キロも違わない。
立ったり歩いたりはゆっくりだったけれど、なんでも兄の真似をするおかげかお風呂を自力で入ったり出たりできるようになったのにはびっくりした。

そんなべえさんはトイレについても興味津々で、さんちゃんがトイレに入っていくと自分もついていき、さんちゃんがお風呂の洗い場でおしっこをすれば自分も同じようにまねをする。
とはいえオムツが取れるのはしばらく先だろうと思っていたところ、保育園の先生に「べえさんもう保育園でオムツ濡らさずにトイレでおしっこできるので、パンツ用意して頂けますか?」と言われた。

ええええ!!もうパンツですか!!!
早くないですか!!!???

という心の声はいったん置いておき、家に帰ったべえさんに「トイレ行く?」と聞いたら「行かない」とのこと。
そうだよなぁ、まだ早いよなぁ、と思っていたら1時間ほど経ってみんなでテレビを観ている時に、急にズボンを降ろし始めたべえさん。

「どうしたの?お風呂入るの?」と聞くと「ちがう」という。
「トイレ?」
「うん」

まじか!!と慌ててトイレに連れていき座らせると
しゃーーーーーーー。
見事におしっこに成功した。

「べえさんすごいーーーーー!!トイレでおしっこできたじゃーん!!!」と声を上げると、べえさんは誇らしげな顔をしていた。
翌朝も起きるとオムツは濡れておらず、トイレに行くとしっかり成功していた。
ああ、驚いた。
2人目の成長は早いと聞いていたし実感もしていたけれど、まさかトイレまでこんなに早いとは思っていなかった。
Amazon定期便でサイズアップしたオムツの宅配予定を、そっとキャンセルしたのだった。

ちなみに長男さんちゃんにはべえさんが何かできるようになると「さんちゃんがいろんなことできるから、それを見てべえさんもできるようになるんだね。ありがとうね。」と声をかける。
そうすると兄らしい顔をして「べえさん保育園でもトイレ練習しているんだよ!」と教えてくれる。

お風呂に2人で入っている時にさんちゃんに「保育園でトイレとかお箸とかたくさん練習したと思うけど、どれが一番大変だった?」と聞くと「全部!!」と返ってきた。
それはそうだよな、なんでも初めてのことを練習するのは大変だよな。
そして「今は体育保育。鉄棒が大変なの」と教えてくれた。

さんちゃんもべえさんも、保育園に行っている間にたくさんの努力をして一つ一つのことを身に付けている。家にいたら親が一緒に練習していることを、保育園の先生やスタッフの方の力を借りて。
家族以外にも子どもたちに愛情深く根気強く関わってくれる人がいること、それに応えようとしているさんちゃんとべえさんを想像した夜。
心から感謝したいと思った。

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